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よくネット上では、
と言った主張を見かけます。
また、「SES」というだけで忌み嫌うような意見を目にすることもあります。「人売りだ」「ロクなもんじゃない」といった批判ですね。
結論からお話すると「企業による」ため、SESは人生終了ではないですよ。悲観しすぎる必要はありません。
そういった優良なSES企業は存在しています。
また、最近ではリモート対応ができるSES案件も登場しており、現場常駐が必須だったSESの時代とは、潮流が大きく変わってきています。
当記事では、SESが人生終了ではない理由や、SESで人生終了してしまう企業の特徴を詳しく解説します。
当記事の信頼性…当メディアは、株式会社ウィザードが運営しています。
受託・SES案件の開発実績は2,000件以上。数多くのSESエンジニア、SES会社、SES転職事例を見てきました。
*執筆者の保有資格…応用情報技術者/情報セキュリティスペシャリスト
👍お知らせ
優良なSES企業を効率よく知りたいなら、IT転職エージェントに登録すると良いですね。
転職は情報戦です。一人で就職活動するよりも情報の質が高まり、結果として成功率が高まります。
良質なプライム案件(1次請け案件)を受注しているSES企業は、そのまま勤め続ける価値があると言えます。
自社で上流工程からワンストップで対応しているケースが多く、開発や設計などの技術を学べるためですね。
昨今では、現場に常駐せずにリモートで作業できるSES案件も増えています。
自社・自宅での作業が可能なので、SES案件にありがちなデメリットがほとんど解消します。
SESのリモート案件を受注、または継続している企業を探すと良いでしょう。なぜなら、多数の案件の中から、優良なリモート案件を選んで受注出来ているからです。
「案件が選べるSES企業」ってことだね。
SESエンジニアからのキャリアアップとして、自社開発企業や社内SEへの転職が挙げられます。
SESエンジニアの実務で得られたスキルを生かすことが出来るため、スキルやキャリアパスのマッチング度が高ければ、転職することは十分に可能と言えます。
より上流工程に携わることができるため、年収UPが望めます。
SESでは多重下請けが蔓延しており「商流の深さ」を確認することが大切です。
過度な下請けではないことを確認しましょう。もちろん一次請けであることが望ましいですが、さまざまな事情がありますので、2次請け程度までなら許容できると言えます。
多重下請けの案件ばかり請けている会社では、間に入った企業に売り上げを抜かれていることがあり、利益率が下がってしまいます。
結果として、給与水準が低くなってしまうケースが多く見られます。
SESでは、自社のSES営業が持ってきた案件に参画することが普通です。そのため「案件ガチャ」状態で、選べないケースも多いでしょう。
テスターやコールセンターなど、システム開発のスキルがつかない現場に行かされるSESはやめておくのが賢明です。
スキルがつかないと、他の開発案件に移ることも難しくなり、負のループに陥ってしまいます。
スキルがミスマッチな案件にも注意が必要です。
そういった事情があるため、スキルがミスマッチな案件でも、中ば強引にアサインする場合があります。
SESで案件が選べず、学びたい技術ではない場合、自身が思い描いていたキャリアパスが描けない可能性が上がります。
未経験でSESエンジニアを募集しているのに、研修プログラム等が全く用意されていない企業は、避けた方が無難です。
スキルがない状態で現場に行くと悲惨です。
などデメリットしかありません。
SESでは未経験者の場合、企業側で研修や教育のプログラムが用意されているケースが多くあります。例えば、OJT*のプログラム研修などです。
OJT…働きながら、プログラミングを学ぶためのカリキュラム。
研修や教育は企業にとっては必要不可欠なコストです。そこを削るような企業は体力が無いか、ブラックである可能性が非常に高いでしょう。
SESで現場常駐していると、現場に行きっぱなしで、自社にはほとんど行かない状況になりがちです。
すると、もはや自社に対する帰属意識は芽生えず、「私はいったいどこ会社の誰なんだろう。」と感じることもしばしばです。
帰属意識が無いと、仕事へのモチベーションも上がらず、退屈な日々を過ごすことになるでしょう。
SESの帰属意識を積極的に持ちながら仕事する方法は、以下の記事に詳しくまとめています。
⇨SESで帰属意識が希薄なときはどうする?常駐5年経験エンジニアが徹底解説。
スキルシートに虚偽の記載をさせて、無理やり現場にアサインする企業が少なからず存在します。
エンジニアが待機状態では売り上げが立たないので、一刻も早く新しい現場にアサインしたいのです。
そういった利益最優先の企業では、エンジニア個人のキャリアパスや、成長には興味がありません。目の前の売り上げ優先で、質の低い案件であっても御構い無しです。
会社によっては、SESの待機期間中に6割支給など、基本給が減給されるケースもあります。そのような待遇の会社はブラック企業である可能性が高いので、すぐに転職に向けて動くのが無難です。
そもそも待機期間になってしまったのは、エンジニア本人だけの都合ではないですよね。優秀なSESエンジニアであっても、現場の契約期間や、他案件との兼ね合いでどうしても待機期間が生じることはあります。
そのため、減給されるのは理不尽と言えます。
SESの給与水準は、還元率によっても変わります。還元率とは、エンジニアのSES単価から給与になる割合のことです。
還元率が極端に低いSES企業に注意が必要です。ちなみに通常のSES企業では、還元率は案件単価の50~60%が相場です。
会社が搾取しすぎてしまった結果、給与水準が低くなってしまうケースが多く見られます。
社員から現場の変更を求められた場合に、柔軟に対応してくれない企業も要注意です。エンジニアの要望よりも売り上げ優先の姿勢が見え隠れしていますね。
特に炎上案件や、スキルアンマッチのケースはデメリットが多いので、早めに現場を去るようにするのが賢明です。
もし応じてくれないなら、転職を視野に入れて活動することをおすすめします。
自身のキャリアパスをしっかり描けて、やりたい業務内容とマッチしたSES案件を選べることが理想です。
一方で、学びたい技術ではない現場や、スキルにミスマッチした現場では、自身が思い描いていたキャリアパスが描けない可能性が上がります。
また、そもそも自身の将来のキャリアパスが、正確に測れているかどうかも大切です。今後の目標に沿った形で、今の現場で働けているかを見直すと良いですね。
難しければ、転職エージェントに相談するとスムーズです。
さらに、定期的にスキルの棚卸しを実施してアップデートしておくと良いでしょう。特に、直近で行っていた現場について、得られたスキルや現場で触れた環境などをまとめておきましょう。
弊社のスタンスとしては、「SESでも優良案件なら問題ない」というのが結論です。実際に、リモート対応OKのSES案件を現役でこなしています。
身売りSES・客先常駐メインではない、優良なSES企業は存在しています。
優良なSES企業は、客先から直接仕事をもらっていたり、リモートのSES案件を受注している会社がおすすめです。
なお、より詳しい優良SES企業の特徴は、こちらの記事を参照してください。
優良なSES企業の効率的な探し方としては、転職エージェントに相談すると良いでしょう。
転職エージェントは、企業の人事部と密なコミュニケーションをとっており、内部事情に詳しいと言えます。
そのため、一人で転職活動するだけでは得られない情報を知ることができます。
※各社のプロモーションを含みます。
転職してあなたの人生を変えられるのは、あなただけです。行動に移しましょう。
なかなか腰が重いのは、痛いほど分かります。しかし、転職に関する作業は苦痛ですが、転職する時だけです。
一方で、転職しなかった場合は、ずっと苦痛になる可能性があります。
その後のエンジニア人生が左右される重要な決定事項です。この記事をお読みになったあなたが、良いエンジニア人生が送れることを願っています。
株式会社ウィザードのアニジャと申します。SE(システムエンジニア)歴10年。 経歴は、SES客先常駐→.NETエンジニア→Webマーケター。SESエンジニアで磨耗した自身の経験から、SES業界について情報発信しています。 株式会社Synergy Career様が運営するCareer Journalにて、SES関連の記事を監修。 ■保有資格 基本情報技術者、応用情報技術者、情報セキュリティスペシャリスト