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  3. SESで開発経験を積めない時の対処法。開発案件を保有する企業の特徴も解説。

SESで開発経験を積めないケースとは

SESでは、テスト、コールセンター、データパンチなど質の低い現場に行かされることがあります。

特に勤続年数が短い新人の時は顕著です。

「あなたは新人でスキルがないから、テスター業務を担当してね」といった流れです。

これは企業の対応として正しくないでしょう。スキルのない新人こそ、先輩や上司の指示のもと、開発のできる現場でスキルを学ぶべきと言えます。

もしあなたがSES企業にお勤めで、スキル不要の現場に行かされているならば、すぐに対処するべきと言えます。

当記事では、SESで開発経験が積めない場合の対処方法について詳しく解説しています。

当記事の信頼性…当メディアは、株式会社ウィザードが運営しています。
受託・SES案件の開発実績は2000件以上。数多くのSESエンジニア、SES会社、SES転職事例を見てきました。

SESで開発現場に行けない理由

売り上げ優先

スキルが積めない現場に行かされる場合、エンジニア個々人のスキルよりも売り上げを優先している可能性があります。企業としては、テストやコールセンターでもその分の単価は売り上げになるからです。

そういった考え方の企業は、高確率でブラック企業と言えます。

まともな企業であれば、エンジニアを育てたいのでちゃんと開発ができる現場にアサインします。

案件の質が低い

SES企業が持っている案件の質が低いと、その中から選ぶしかないため開発経験が積めません。質が低い案件が集まるSES企業は以下のような特徴があります。

  • ホワイト企業とのコネクションがなく、安定的な受注がない
  • 安請け合いする
  • 質の低い案件をSES企業同士で回し合っている

このような特徴を持っているSES企業には注意が必要です。

エンジニア自身のスキル不足

もちろん会社だけの問題ではなく、エンジニア自身のスキル不足が原因になっている場合もあります。何もスキルが無いから、仕方なくスキル不要の現場に行くしかないという状況です。

ただし、これについて企業側では採用時に把握していたはずですので、エンジニアを責めることはできません。また、スキルが無ければ研修制度などでフォローするのが普通の流れです。

SESで開発経験が積めない場合の問題点

スキルアップできない

当然ながら、開発経験が積めないとスキルアップすることができません。

ITエンジニアとして技術力を身につけることができない状況は非常に辛いものがあります。

今後の案件選びや転職の際も、どんどん不利になっていきます。そのため、スキルがつかない現場に行かされている場合はすぐにでも対処することをおすすめします。

給与水準が低い

スキルが停滞するということは、給与水準も上がりません。

また、テストやコールセンターはシステム開発における最下流工程になります。一般的に、システム開発のフェーズにおいて下流工程であればあるほど年収ランクは低くなります。

仕事が面白くない

開発経験が積めない現場は退屈です。上から降りてきたテスト仕様書に従って、ひたすらテストを実施するだけといった現場も存在します。

誰にでもできる簡単な単純作業をこなすだけなので、非常に退屈です。また、単につまらないだけでなく、今後のキャリアパスにも影響します。

SESで開発経験を積めない時の対処法

SES営業と相談する

案件を用意してくれるSES営業と相談してみましょう。開発経験が積める現場を用意してくれる可能性があります。

まともな企業であれば、より良い案件探しに協力的になってくれるはずです。

一方で、渋ったりなど消極的な対応を取られた場合は、ブラック企業である可能性が高くなります。

転職する

会社によっては、開発経験ができる現場を見つけることができないケースがあります。SESでは、企業によって案件の質がある程度決まる傾向があるためです。

その場合は、転職が最も有効な対処法となります。

開発経験できるSES企業の特徴

質の高いコネクションがある

開発経験ができる優良なSES案件を多く持っている会社は、安定的な受注ができるコネクションを持っているケースが多く見られます。

例えば、取締役が元勤めていた企業から案件を受注している、などです。

リモート案件を受注している

リモートのSES案件を受注できている企業は、案件の質が高いと言えます。

当然ながら、リモート可の案件は人気ですので、多くのSES企業が受注したい案件です。

言い方を変えれば、選ばれた優良企業でないとリモート案件を受注することは難しいと言えます。

多重下請けではない

多重下請けのSES企業は避けましょう。

多重下請けの案件は、作業の質が低いことが多いです。質の高い作業は、上流に位置する企業でどんどん席が埋まってしまいます。

そのため自社に案件が流れてきた時点で「余っている作業」となりがちです。

一次請けできていることが理想ですが、さまざまな事情があるため、2次請け程度までなら許容できると言えます。

開発経験できるSES企業の探し方

入社前に確認する

入社前に「開発経験ができる案件があるか」を確認すると良いでしょう。具体的には、先輩社員が現場でどのような作業に従事しているかを知っておくことが大切です。

開発経験ができるSES企業は存在する

SESで開発経験できない、といった論調を見かけることがありますが、決してそのようなことはありません。SES企業でも、質の高い開発案件をこなしている企業は存在します。

そういった企業で働くことで、しっかりスキルをつけられて、尚且つ単価も高い良質な現場に入ることが可能です。

転職エージェントに相談する

そのような優良SES企業は、転職エージェントを通じて知ることができます。

転職エージェントは、企業の人事部と密にコミュニケーションをとっているため、企業の内部情報をよく知っています。自分一人で就職活動をするだけでは得られない情報を得ることができます。

転職は情報戦です。いかに協力者を増やして情報を得るか?で勝敗が決まります。

今は優秀な転職エージェントがサポートしてくれる転職サイトがあるため、恵まれています。

  • マイナビ IT AGENT人材紹介・転職サイト:定番のマイナビです。大手なので案件数も多く、登録だけでもしておくと良いでしょう。
  • Geekly(ギークリー)|IT・Web・ゲーム業界特化型の転職エージェントです。首都圏のIT企業に強いコネクションを持ち、IT業界に関する非公開求人・独占求人を多く保有しています。

転職してあなたの人生を変えられるのは、あなただけです。行動に移しましょう。

なかなか腰が重いのは、痛いほど分かります。しかし、転職に関する作業は苦痛ですが、転職する時だけです。

一方で、転職しなかった場合は、ずっと苦痛になる可能性があります。

その後のエンジニア人生が左右される重要な決定事項です。この記事をお読みになったあなたが、良いエンジニア人生が送れることを願っています。

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この記事を書いた人

WIZARDブログ編集部

WIZARDブログ編集部

1998年に創業してから開発 ・ 運用実績は2,000件以上です。「どこにでもある中小ソフトハウス」ですが、受託・SES案件に従事する中で、数多くのSES会社やエンジニア転職の実例を見てきました。 その中には、良い例も、悪い例もあります。隠すことなくお伝えすることで、あなたのエンジニア生活がより良いものになるようにサポートいたします。

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