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  3. 常駐先への転職は禁止されている?対処法や具体例を詳しく解説。

SESで常駐先への転職は禁止?

常駐先の人と仲良くなって、転職の話を持ちかけられた。転職しても大丈夫なの?

そのような疑問をお持ちでしょうか。

結論から言って、SESで常駐先への転職は可能です。

企業によっては、就業規則等で禁止されているケースもありますが、法的拘束力はありません。

また、筆者は10年SESの現場を見てきましたが「常駐先への転職」は非常に良くある話です。

常駐先としても「ひととなり」や「スキル」を把握した上で採用できるのでメリットが多い採用方法です。

ただし、元居た企業への配慮なども必要です。

当記事では、常駐先へ転職できる理由や、転職事例、気を付けるべきポイントなどを詳しく解説します。

当記事の信頼性…当メディアは、株式会社ウィザードが運営しています。
受託・SES案件の開発実績は2,000件以上。数多くのSESエンジニア、SES会社、SES転職事例を見てきました。

SESで常駐先への転職が可能な理由

職業選択の自由がある

「常駐先への転職の禁止」は、あくまでも会社間の取り決めの元に定められています。

また、労働者の権利として「職業選択の自由」「退職の自由」が民法で定められています。

そのため、たとえ常駐先への転職が禁止されていたとしても、法的な拘束力はありません。

常駐先にとってもメリットが大きい

常駐先としてもその人の「人となり」や「スキルセット」を良く知っているわけですから、採用コストも最小限で済みます。業務もこなしているため正確な評価が可能です。

常駐先への転職は「SESあるある」と言えるほど、よくある話です。

SESで常駐先へ転職した実例

金属加工会社・医療機器メーカーへの転職

筆者が現場に行っていたころ、担当してくれたプロパー社員が元SESエンジニアというケースを非常に多く見受けられました。

「SESで常駐していたら、いつの間にかお世話になっていた。」と言ったケースです。ただし例外なく皆優秀な方が多い印象でした。

SESで現場常駐しているエンジニアは、仕事ぶりを発揮できればチャンスがあります。

プロパー社員との人間関係を構築することや、新しい働き方を模索していることをそれとなく伝えましょう。勘のいい人であれば、なんらかの回答を得ることができます。

・金属加工会社…板金事業および微細溶接事業を手がける大手メーカー

・医療機器メーカー…内視鏡など精密機械器具の製造販売

などの企業で事例がありました。

大手IT企業への転職

誰もが知っている大手IT企業へ、引き抜きで転職した実例もあります。二子玉川に本社があるといえば、多くの方がピンとくるあの会社です。

いつの間にか、人事のキーマンと仲良くなっており、常駐先への転職を決意したケースです。

元いた会社としては、むしろ常駐先に転職してもらった方が、本人の精神的な独立のためにも良いと判断されて、しがらみもありませんでした。

常駐先へ転職する際に気を付けるポイント

現場で評価を得ておく

当然のことながら、現場で評価される実績を上げている必要があります。

もしくは、人事のキーマンとのコネクションなど人間関係を作り上げておくとスムーズです。

元居た企業への配慮

常駐先に転職する場合、元居た企業への配慮が必要です。常駐先に転職するということは、元いた会社への不義理になってしまうためです。

そもそも、その現場に常駐できていたのもその会社のおかげですよね。

転職後は、元いた会社へ利益を提供することは難しくなります。

ただできることもあり、転職後も他のメンバーに積極的に仕事を回したり、SES契約を継続できるように働きかけるなど、貢献できる点はあるはずです。

そのような立ち回りをして恩義を尽くすことで、穏便に済ますことができます。

引き継ぎは丁寧に実施する

引き継ぎが適当だと、後々迷惑がかかってしまいますので、しっかりと行うことをおすすめします。

作業内容、手順などをドキュメントにまとめておくと良いでしょう。また、自分しか握っていない領域などがあれば、後任に伝えます。退職後に連絡がくることだけは避けたいですね。

良い現場に常駐する方法

ここまで、常駐先への転職について解説してきました。

前提として、そもそも「ここに就職したい!」という現場に常駐できている必要があります。

良質な現場に行けるのは、良質なSES案件を受注している企業だけです。

SES企業はさまざまで、良い企業もあれば悪い企業もあるのが残念ながら事実です。

 

良質なSES企業を効率的に脱出する方法としては、転職エージェントに相談すると良いでしょう。

転職エージェントは人事部と密にコミュニケーションを取っており、求職者が持っていない企業情報を把握しています。

転職活動は情報戦です。良質な情報を手に入れられるかどうかで勝負が決まります。

  • マイナビ IT AGENT|人材紹介・転職サイト:定番のマイナビです。大手なので案件数も多く、登録だけでもしておくと良いでしょう。
  • Geekly(ギークリー)|IT・Web・ゲーム業界特化型の転職エージェントです。首都圏のIT企業に強いコネクションを持ち、IT業界に関する非公開求人・独占求人を多く保有しています。
  • 社内SE転職ナビ|社内SE案件を専門に扱う転職エージェントです。社内SEの求人数は業界トップレベルで、SES(客先常駐)からのキャリアアップを目指すエンジニアに多く利用されています。

※各社のプロモーションを含みます。

転職してあなたの人生を変えられるのは、あなただけです。行動に移しましょう。

なかなか腰が重いのは、痛いほど分かります。しかし、転職に関する作業は苦痛ですが、転職する時だけです。

一方で、転職しなかった場合は、ずっと苦痛になる可能性があります。

その後のエンジニア人生が左右される重要な決定事項です。この記事をお読みになったあなたが、良いエンジニア人生が送れることを願っています。

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この記事を書いた人

WIZARDブログ編集部

WIZARDブログ編集部

1998年に創業してから開発 ・ 運用実績は2,000件以上です。「どこにでもある中小ソフトハウス」ですが、受託・SES案件に従事する中で、数多くのSES会社やエンジニア転職の実例を見てきました。 その中には、良い例も、悪い例もあります。隠すことなくお伝えすることで、あなたのエンジニア生活がより良いものになるようにサポートいたします。

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