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  3. SESでリモートワークは可能。案件の特徴やメリットを詳しく解説。

SESでリモートワークは可能?

SESは、セキュリティ面やコミュニケーションの問題でリモートワークに向いていない。

そのような論調を見かけることがあります。

結論から申し上げると、SESでリモートワーク対応の案件はあります。なお弊社では現役で、リモート対応のSES案件をこなしています。

新型コロナウイルス(COVID-19)の流行前は限られた一部の案件のみ、という印象でしたが、それ以降については一般化しています。

また、VPNによる強固なセキュリティネットワークの普及もあり、さらにZoomやGoogle Meetと言ったビデオ会議ツールも登場し、安全面やコミュニケーション面でも解決しています。

SESでリモートワークを請けるためにはどうしたら良いのか。また、リモートワーク可能なSES案件を効率よく探す方法について解説します。

当記事の信頼性…当メディアは、株式会社ウィザードが運営しています。
受託・SES案件の開発実績は2,000件以上。数多くのSESエンジニア、SES会社、SES転職事例を見てきました。

SESでリモートワークできる案件の特徴

スキルを持ったエンジニアが中心

リモートワークでは、どうしても対面に比べると手取り足取り教えることができませんので、すでに何らかのスキルを持って自走することができるメンバーが中心となります。

そのため、これまで高スキルのエンジニアを中心として業務をこなしてきた案件については、リモート対応も可能とするケースが多くなります。

コミュニケーションツールを活用している案件

ChatWork、Slack、Google Chatなどのコミュニケーションツールを活用して業務推進している案件では、リモートワーク対応可になるケースが多く見られます。

これらのツールではテキストメッセージだけでなく、データ送受信や音声通話機能なども用意されており、エンジニア個々人のロケーションについてはすでに問われない状態になっているためですね。

運用・保守フェーズが最適

仕事量が分かりやすく、労務管理のしやすい運用・保守フェーズのSES案件では、リモートワークに対応している場合があります。

現場に行くこともある

リモートワーク対応可能なSES案件であっても、完全フルリモートではなく、月一回、ないし定期的に現場に行く必要が出てくるケースもあります。

実際に弊社で受注しているリモートワーク案件でも、月に数回現場に訪れています。

一口にリモートワークと言っても案件によって様々な形態がありますので、完全フルリモート案件だけを狙って受注するのは難しいと言えるでしょう。

SESでリモートワークできるメリット

現場常駐からの開放

SESでリモートワークできる最大のメリットといえば、やはり現場への常駐が不要になる点です。通勤時間の削減、ワークライフバランスの向上などが見込めます。

常駐は、人間関係の構築や環境への適応など業務以外の仕事が増えるため、人によっては大変なストレスです。

それらをせずに済むというのは、SESにおける革命と言えるほどです。

すでにリモートワークが可能なSES案件に取り組んでいる場合、大変恵まれた環境であるという認識は持っておいて良いでしょう。

生産性の向上

満員電車や天災時など通勤のストレスが解消されることで、心身共に充実した状態で過ごせます。すると仕事のパフォーマンスも向上することが可能です。

可処分時間の向上

通勤時間がなくなることで、その分を個人の余暇時間に充てることも可能となりました。体を休めても良いですし、自己研鑽や趣味の時間に使っても良いでしょう。子育てや介護中の方にとってもメリットしかないですよね。

また、地方に住みながら首都圏の仕事を請けるなど、場所を問わない働き方もできるようになっています。

リモートワークができるSES企業の特徴

信頼性や営業力が強い

クライアント企業がリモートワークを許可するには、発注企業に対する高い信頼性が求められます。

クライアント企業からすれば、リモートワークをしてもらうことで「実態が見えにくい」状態になるためです。

そのため受注する企業では、正確な業務管理や報告が求められます。これができる企業であればリモートワーク案件の対応が可能となります。

また、営業力が強いSES企業では、豊富な案件の中から案件を選ぶことができます。案件数が多ければ、必然的にリモートワーク対応可能な案件が見つかる可能性が上がります。

突出したスキルを持っている

突出したスキルを持っている企業であれば、リモートワークの案件を請けられる可能性が高まります。

スキルを提供できる企業が限られているため、選ばれやすくなると言えるでしょう。

ただこれについては、リモートワークだけに限った話ではなく、SES案件全体に言える話でもあります。

セキュリティ面での配慮ができる

SESのリモートワークでは、セキュリティや情報漏洩に対する取り組みが求められます。

当然ながら、リモートワークで業務をこなす場合、SES企業のオフィスや、SESエンジニアの自宅など、情報漏洩を起こす可能性のある場所が増えるためです。

そのため、セキュリティ面での配慮がしっかりできる企業が選ばれます。

例えばPマーク*を取得していることや、情報セキュリティスペシャリスト/情報処理安全確保支援士などの情報処理関連の国家資格を持ったスタッフが在籍しているなどです。

*個人情報の保護体制に対する第三者認証制度

SESでリモートワークしたい場合の対処法

スキルを身につける

スキルがないのに、いきなりリモートワークの案件を探すのは難しいと言えます。ですので、まずはリモートワーク案件を請けることができるように、スキルを磨きましょう。

まずは現場に出る

リモートワーク対応可能なSES案件を狙って見つけるのは、簡単ではありません。

前提を覆すようなお話にはなってしまいますが、まずはSESで現場に出て、スキルを磨くのもおすすめです。

SESでリモートワークできる案件を探す方法

転職エージェントに相談する

リモートワーク可能なSES企業の効率的な探し方としては、転職エージェントに相談すると良いでしょう。

  • マイナビ IT AGENT|人材紹介・転職サイト:定番のマイナビです。大手なので案件数も多く、登録だけでもしておくと良いでしょう。
  • Geekly(ギークリー)|IT・Web・ゲーム業界特化型の転職エージェントです。首都圏のIT企業に強いコネクションを持ち、IT業界に関する非公開求人・独占求人を多く保有しています。
  • 社内SE転職ナビ|社内SE案件を専門に扱う転職エージェントです。社内SEの求人数は業界トップレベルで、SES(客先常駐)からのキャリアアップを目指すエンジニアに多く利用されています。

※各社のプロモーションを含みます。

転職してあなたの人生を変えられるのは、あなただけです。行動に移しましょう。

なかなか腰が重いのは、痛いほど分かります。しかし、転職に関する作業は苦痛ですが、転職する時だけです。

一方で、転職しなかった場合は、ずっと苦痛になる可能性があります。

その後のエンジニア人生が左右される重要な決定事項です。この記事をお読みになったあなたが、良いエンジニア人生が送れることを願っています。

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この記事を書いた人

アニジャ

アニジャ

株式会社ウィザードのアニジャと申します。SE(システムエンジニア)歴10年。 経歴は、SES客先常駐→.NETエンジニア→Webマーケター。SESエンジニアで磨耗した自身の経験から、SES業界について情報発信しています。 株式会社Synergy Career様が運営するCareer Journalにて、SES関連の記事を監修。 ■保有資格 基本情報技術者、応用情報技術者、情報セキュリティスペシャリスト

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