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  3. IT業界で楽な仕事3選。待遇改善の動向についても解説。

IT業界で楽な仕事とは

IT業界は忙しく、残業が多いイメージがあるかもしれません。

しかし、職種によっては比較的「楽」なケースも存在します。

本当にITに楽な職種なんてあるの?だいたいブラックって聞くけど。

そのような疑問をお持ちになるかもしれませんが、IT業界を10年経験した筆者の実感として、あると断言できます。

なぜなら、近年のIT企業では、労務管理が非常に厳しく実施されているケースが多く、残業がほとんどないケースも多く見受けられます。

また、リモートワークの普及により、常駐のストレスも無くなるなど、ITエンジニアを取り巻く環境は年々改善しているためです。

 

当記事では、「IT業界で楽な仕事」について詳しく解説します。

当記事の信頼性…当メディアは、株式会社ウィザードが運営しています。
受託・SES案件の開発実績は2,000件以上。数多くのSESエンジニア、SES会社、SES転職事例を見てきました。

*執筆者の保有資格…応用情報技術者/情報セキュリティスペシャリスト

IT業界で楽な仕事TOP3

社内SE

IT業界で比較的楽と言われている職種として、社内SEが挙げられます。社内SEは、自社内のシステム運用や保守が主な仕事です。

社内SEが比較的「楽」と言われる理由としては以下になります。

  • 定型業務が多い
  • 社内プロジェクトが多く、納期に融通がきく
  • 常駐なしの自社勤務である
  • 人間関係が固定なので気を使わないで済む

納期に融通が利きやすい

何よりも、社内のシステム開発業務に取り組むため、納期に融通が利きやすい点が最大のメリットです。

ITエンジニアが忙しくなるのは、基本的には納期前というケースが最も多いためですね。

腰を据えて働ける

また業務についても数年に渡り同じ業務に取り組むケースが多く、SESのように現場が変わるたびに新たな技術や環境に対応する必要がありません。

勤務先が自社で固定になり、通勤のストレスも生じにくいと言えます。

人間関係がスムーズ

さらに、人間関係でもメリットがあります。社内SEが接する相手は、基本的に社内のメンバーです。

外部のクライアントや顧客と接するよりも、自社の社員と接しながら仕事する方がやりやすいと考えるエンジニアは多いようです。

プロジェクトごとに現場が変わるSIerは大変ですが、社内SEの場合は腰を据えた業務への取り組みが可能となります。

 

アニジャ

ただし、社内SEの働き方は、勤めている企業の文化に依存します。残業が少なく、ホワイトな働き方が定着している企業の社内SEを目指しましょう。

SES

意外かもしれませんが、SESエンジニアも現場によっては「楽」と言えます。

長時間労働の是正

まず、働き方改革の推進により、昔のような「長時間残業」をさせる現場が少なくなっていることが挙げられます。

筆者の回りでも残業に苦しむSESエンジニアはほとんど居らず、ホワイトな労働環境で仕事をしているエンジニアがほとんどですね。

リモート案件の台頭

それからリモート案件の台頭により、常駐が必須ではなくなった点も大きなポイントです。

自宅・または自社での作業が可能になるため、SESの常駐にあったデメリットがほとんど解消されるといって良いでしょう。

通勤時間が削減され、不慣れな現場の環境に適応する必要もありません。

成果物に対する責任の所在

また、SESではいわゆる「準委任契約」*という形をとっているケースが多いです。

準委任契約では、労働力を時間単位で提供する契約形態で、成果物に関する責任を負いません。元請け企業が、納品物に対しての責任を負っています。

つまりSESエンジニアは「責任が重くない」ため、比較的楽な職種と言えます。

*成果物の完成ではなく、業務遂行をもとに報酬が支払われる契約形態

それらの労働環境の整った、ホワイトなSES案件については「楽」と言って差し支えないでしょう。

現場変更が可能

さらに、SESエンジニアは現場が合わなければ変更することが可能です。

人間関係やスキル不足で悩んでいたのに、他の現場では長続きする、なんてことが良くあります。

転職したかのように環境をガラッと変更できるのはSESエンジニアならではの強みと言えます。

インフラエンジニア

続いて、比較的楽なIT職種としてはインフラエンジニアが挙げられます。

定型の知識が活かせる

インフラエンジニアではキッティングと言って、ハードウェアの現物を組み上げる業務があります。

その際に用いるCISCOルータなどの知識は一度資格取得の際に学習すれば、ある程度の知識は定型で使いまわせるという特徴があります。

また、ネットワークを扱う場合にもマニュアルや規格が用意されており、それに従うことで業務をこなすことができます。すでにある既存の機器(サーバー、ルーター、スイッチ)などを組み合わせて環境を構築するので、ゼロから何かを開発する必要もありません。

そのため、新たな知識を追いかけまわす必要がないことは利点の一つです。

クラウド化でオンライン対応可能

また、昨今ではオンプレミスでの環境構築をせずに、クラウドで代用する企業も増えています。ハードウェアの準備を必要とせず、全てオンラインで完結することも多いため、物理的な作業が減っています。

そういったクラウド環境を提供するインフラエンジニアを「クラウドエンジニア」と呼びます。クラウドエンジニアであれば、リモートでの作業が可能となりますので、従来のインフラエンジニアと比べて負担を減らすことが可能です。

トラブルがない時は業務が少ない

インフラの保守業務に関しては、サーバーやインターネット回線が正常に動作している場合は、やることが無くて暇な時間が多いです。

(一方で、トラブルが起きた場合は忙しくなります。)

ただし、運用・保守面では夜勤など辛い面もあるため、合う、合わないを判断することは必要です。

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この記事を書いた人

アニジャ

アニジャ

株式会社ウィザードのアニジャと申します。SE(システムエンジニア)歴10年。 経歴は、SES客先常駐→.NETエンジニア→Webマーケター。SESエンジニアで磨耗した自身の経験から、SES業界について情報発信しています。 株式会社Synergy Career様が運営するCareer Journalにて、SES関連の記事を監修。 ■保有資格 基本情報技術者、応用情報技術者、情報セキュリティスペシャリスト

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