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SESの炎上案件とは、一般的に以下のような特徴があります。
このような特徴を抱えている場合は、炎上案件である可能性が極めて高いといえます。
なお、あなたが運悪くSESの炎上案件に放り込まれてしまっていた場合は、すぐに脱出して、他の現場に行くことをお勧めします。
炎上案件は勤務時間が長いケースも多く、体を壊してからでは遅いからです。
当記事では、SESにおける炎上案件の特徴と、対策方法についてシェアします。
当記事の信頼性…当メディアは、株式会社ウィザードが運営しています。
受託・SES案件の開発実績は2000件以上。数多くのSESエンジニア、SES会社、SES転職事例を見てきました。
以下のような特徴がある案件は、炎上案件である可能性が極めて高いと言えます。
一つでも当てはまる場合は、注意が必要でしょう。
実際に筆者が体験した炎上案件では、プロジェクト参画時に「20時までは絶対に作業してください。」と言うお達しがありました。
もしあなたの現場でも同じように勤務時間を強制されるようなことがあったら、それは間違いなく炎上案件ですね。
残業が常習化しており、当たり前になっている現場があります。
定時に誰も帰ろうとしないので、「残業をするのが当たり前」と言う空気になってしまいます。
残業しなくては終わらない作業というのは不健全すぎますね。優秀なリーダーが居れば、そのようなことにはならないはずです。
プロジェクト期間のケツが決まっていないなど、期間が曖昧なまま作業に従事させられることがあります。
また、そういったプロジェクトでは小さなタスクに関してもリスケを繰り返しており、もはや管理が成り立っていないケースもままあります。
既存プロジェクトのリファクタリング案件は注意してください。リファクタリングを実施するということは、既存システムの出来が悪いということになります。
出来が悪いシステムは、内部構造やロジックも出来が悪いことが大半です。
もしあなたが優秀なエンジニアであったとしても、元々の成果物の質が低ければ、改修するための労力がかかることでしょう。
いわゆる「スパゲッティコード」と言われるような、質の低いソースコードとの格闘は骨が折れます。
度重なる仕様変更によって、何度もプログラムの修正を余儀なくされる…そんな現場は注意が必要です。
仕様変更が頻繁に実施されるのは、キッチリと要件定義、基本設計フェーズが終わっていない証拠です。
そのルーズな状態が、ずるずると開発のフェーズまで影響しているといえます。
豊富なSES案件から、自身のキャリアにマッチした案件が選べる企業がおすすめです。これは言い換えると、「営業力がある会社かどうか?」ということです。
営業力が弱い会社では、案件数自体が少なく、エンジニアが案件を選ぶことができません。
そのため、タイミングよく回ってきた炎上案件に、半ば無理やりアサインされることもよくあります。
SES(現場常駐)では、多重下請け構造がよく見られます。業務は良いポジションから埋まっていきます。下請けで回ってきた時点で、他のエンジニアが選ばなかった業務が回されています。
そういった案件は、作業の質が低く、スケジュールがタイトなことが多いです。
炎上案件ばかり受注しているSES企業では、エンジニアの離職率が高まり、若手ばかりになっている可能性が高いといえます。
一方で、しっかりとホワイト案件を受注して労働管理ができているSES企業では、30代〜以降まで幅広い年代のエンジニアが活躍しているはずです。
人材流出していないかどうか?に着目して企業を選ぶと良いでしょう。
炎上案件をあえて楽しむ、という方もいらっしゃるようですが…体を壊してからは遅いので、お勧めできません。
これは筆者も身に覚えがあり、なぜか炎上案件にアサインされると謎の責任感が生じて「頑張ってしまう」んですよね。
なお、炎上案件から退出しようとすると「ここの現場で通用しないようじゃ、他でもやっていけないよ。」なんて、嫌味を言われる可能性があります。
絶対にそのようなことはないので、安心してくださいね。しっかり勤務時間が管理された優良なSES案件があなたを待っています。
炎上案件に巻き込まれてしまった際の、もっとも効果的な対処法としては、とにかく「距離を置く」ということです。自分の身を守りましょう。
まずは、自社のSES営業や上司に掛け合ってみて、他の現場に移れないかどうか打診してください。
それが叶わないのであれば、転職するほかありませんね。
炎上案件に放り込まれたなら、すぐに抜け出すべきです。今は優秀なエージェントに相談できる転職サービスが充実していますので、恵まれています。
※各社のプロモーションを含みます。
転職してあなたの人生を変えられるのは、あなただけです。行動に移しましょう。
なかなか腰が重いのは、痛いほど分かります。しかし、転職に関する作業は苦痛ですが、転職する時だけです。
一方で、転職しなかった場合は、ずっと苦痛になる可能性があります。
その後のエンジニア人生が左右される重要な決定事項です。この記事をお読みになったあなたが、良いエンジニア人生が送れることを願っています。
1998年に創業してから開発 ・ 運用実績は2,000件以上です。「どこにでもある中小ソフトハウス」ですが、受託・SES案件に従事する中で、数多くのSES会社やエンジニア転職の実例を見てきました。 その中には、良い例も、悪い例もあります。隠すことなくお伝えすることで、あなたのエンジニア生活がより良いものになるようにサポートいたします。