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  3. SESで帰属意識が希薄なときはどうする?常駐5年経験エンジニアが徹底解説。

SESは帰属意識が希薄になりがち

SESで現場常駐していると、現場に行きっぱなしで、自社にはほとんど行かないという状況になりがちです。

そうすると、もはや自社に対する帰属意識は芽生えず、「私はいったいどこ会社の誰なんだろう。」と感じることもしばしばです。

帰属意識が無いと、仕事へのモチベーションも上がらず、退屈な日々を過ごすことになるでしょう。

当記事では、SESで帰属意識が低くなってしまった際の対策方法を詳しく解説します。

当記事の信頼性…当メディアは、株式会社ウィザードが運営しています。
受託・SES案件の開発実績は2,000件以上。数多くのSESエンジニア、SES会社、SES転職事例を見てきました。

なぜSESで帰属意識が低くなるのか

自社との接点がないから

SESエンジニアが帰属意識を持てない最大の理由は、現場に行きっぱなしになり、自社との接点が薄れるためですね。自社との関わりを持つのは勤務時間の報告をするときぐらいです。

普段仕事をしていて話をするのは、現場のプロパー社員や他の協力会社社員ばかりで、自社の人間とコミュニケーションをとる機会がありません。

これでは、帰属意識を持て、という方が無理ですね。その結果「どこの会社に所属していても同じ」だと感じてしまうでしょう。

常駐先の社員を名乗らされる

筆者が実際にSESで現場常駐しているときは、常駐先の企業の社員として振る舞うように教育された現場がありました。

常駐先の企業の名刺を渡されて、打ち合わせの際などはそれを使うように指示されるのです。

このように、自分が所属している企業を隠さなければいけないケースもあり、帰属意識は薄れるばかりです。

給与水準が低い

SESの給与水準は、他のIT職種と比べると低めです。

毎日現場に行かされて自社のために働いている割には、満足いく給与額が貰えていないケースも多々あるでしょう。

すると、「この会社ではなくても良い」という感情が芽生えることもあります。

希望ではない現場に行かされる

SESでは、現場は自社のSES営業が持ってきた案件に参画することが普通です。そのため「現場ガチャ」状態で、選べないケースも多いでしょう。

そのため、炎上している案件や、テスターやコールセンターといったスキルになりにくい案件に回される可能性があります。

希望していない現場に行かされるようでは、帰属意識を持つことはなかなか難しいと言えます。

SESで帰属意識がないと起きる問題点

モチベーションが上がらない

帰属意識がないと「この会社のために働く必要があるのだろうか。」という考えに至り、モチベーションが上がりません。

実際には、その現場で仕事ができているのは自社の営業マンの努力があったからですが、普段あまりにも交流がない場合はその感謝も薄れがちです。

キャリアパスを描けない

会社のいいなりになって現場に常駐しているだけでは、SESのコマとして利用されているだけです。

SESメインで立ち回っている会社では、残念ながら社員のスキルアップや、将来性など考えていないケースも多いです。できるだけ単価が高くて、スキルがマッチした案件がタイミングよく回ってきたら、それにアサインするだけの場合も多いですね。

結果として、自身のキャリアパスを最適な方向に導くのが難しくなってしまいます。

人材が他社に流出する

会社側に起きる不都合として、人材が他社に流出してしまう可能性が高いです。

現場にいる他の協力会社からお誘いを受けるなどした場合、条件が良ければすぐに移ってしまうでしょう。

30代〜以降の中堅エンジニアが少なく、20代の若手ばかりという会社には注意が必要です。

帰属意識を持って働けるSES企業の特徴

リモート勤務可能なSES案件がある

昨今では、リモート勤務が可能なSES案件も増えてきました。リモート勤務であれば、自社で作業することができますので、自社に対する帰属意識が高まります。

リモート可能なSES案件が自社にない場合は、営業に頼んで案件を探してもらうと良いでしょう。

リモート可能なSES案件は、SES最大のデメリットである「勤務地がコロコロ変わる」点を解消してくれます。常駐が必須なSESは過去のものとなりつつあります。

チーム体制で常駐している

チーム体制でSES案件を請けている企業なら、帰属意識が高まります。

チーム体制で常駐している場合は、自社のメンバーと一緒に仕事をすることになるため、自然と帰属意識が高まります。

一方で、一人だけで現場に行っている場合は、孤立してしまうので帰属意識がなくなりがちです。

自社製品がある

SESばかりやっているわけではなく、自社製品を持っていて、それを販売して売り上げを立てている会社ですと、帰属意識を持つことができます。

常駐先の現場作業だけではなく、自社製品に関わる開発を、自社ですることができるためです。

また、仮に常駐先の契約が満期となり、一時的に自社に帰ることになった際に仕事があるのも強みです。

帰社日(きしゃび)がある

会社や現場と要相談になりますが、帰社日を設けるのも一つの方法です。

筆者が以前勤めていた職場では、月に一回、午後だけ自社に帰る「帰社日」が設けられていました。

これにより、自社の人間と定期的に会うことで帰属意識を高めることができます。

SESで帰属意識が低い時の対処法

無理に帰属意識をもつ必要はない

というわけで、様々な問題を抱えたSES・客先常駐における「自社への帰属意識」。

結論としては、そもそも客先常駐において「自社への帰属意識」を持とうとすること自体が、難しい話です。そのため、無理に帰属意識を持つ必要はありません。

それでも、どうしても帰属意識を持てない今の働き方が嫌だ…という場合は、別の解決策を探すしかありません。

常駐先に移籍する

いわゆる「引き抜き」ですね。SESから常駐先の企業に就職するのは、よくある話です。現場で元から業務を遂行していたため、引き抜かれたとしてもそのまま業務をスムーズに進めることができます。

引き抜く側の企業にとってもメリットが多いです。すでに業務を行っていた人物なので、人柄や仕事ぶりについて明確に把握できています。そのため、雇ってからのミスマッチが起こりづらく、雇用にかけるコストが少なく済みます。

SES以外の職種にキャリアアップする

SESという働き方を見直して、SIer、社内SE、自社開発企業等への転職を目指すのも一つの方法です。

転職する

いずれの方法も叶わない場合は、転職する必要があります。

リモートが可能なSES案件を受注しているSES企業に転職するのも良いでしょう。少しでも、帰属意識が持てる仕組みを持っている企業を探します。

今は優秀な転職エージェントがサポートしてくれる転職サイトがあるため、恵まれています。

  • マイナビ IT AGENT|人材紹介・転職サイト:定番のマイナビです。大手なので案件数も多く、登録だけでもしておくと良いでしょう。
  • Geekly(ギークリー)|IT・Web・ゲーム業界特化型の転職エージェントです。首都圏のIT企業に強いコネクションを持ち、IT業界に関する非公開求人・独占求人を多く保有しています。
  • 社内SE転職ナビ|社内SE案件を専門に扱う転職エージェントです。社内SEの求人数は業界トップレベルで、SES(客先常駐)からのキャリアアップを目指すエンジニアに多く利用されています。

※各社のプロモーションを含みます。

転職してあなたの人生を変えられるのは、あなただけです。行動に移しましょう。

なかなか腰が重いのは、痛いほど分かります。しかし、転職に関する作業は苦痛ですが、転職する時だけです。

一方で、転職しなかった場合は、ずっと苦痛になる可能性があります。

その後のエンジニア人生が左右される重要な決定事項です。この記事をお読みになったあなたが、良いエンジニア人生が送れることを願っています。

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この記事を書いた人

WIZARDブログ編集部

WIZARDブログ編集部

1998年に創業してから開発 ・ 運用実績は2,000件以上です。「どこにでもある中小ソフトハウス」ですが、受託・SES案件に従事する中で、数多くのSES会社やエンジニア転職の実例を見てきました。 その中には、良い例も、悪い例もあります。隠すことなくお伝えすることで、あなたのエンジニア生活がより良いものになるようにサポートいたします。

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