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  3. SESでプロジェクト途中の退職は認められる?スムーズな手順を解説。

SESでプロジェクト途中の退職はOK?

まず結論から言って、SESでプロジェクト途中の退職は可能です。

そもそも労働者には、職業選択の自由が憲法で定められているため、認められている行為です。

そのため、プロジェクト途中で退職することで、不利益を被るようなことはありません。

とはいえ、残るメンバーに迷惑をかけてしまう可能性もありますので、スムーズに退職できるように配慮する必要があります。

当記事では、SESでプロジェクト途中で退職する場合のスムーズな手順や、退職する際の注意点をシェアします。

なお、当記事を執筆している筆者はSES歴5年で様々な現場を経験しています。

当記事の信頼性…当メディアは、株式会社ウィザードが運営しています。
受託・SES案件の開発実績は2,000件以上。数多くのSESエンジニア、SES会社、SES転職事例を見てきました。

SESプロジェクト途中で辞める時の手順

相談しやすい人から伝える

プロジェクト途中で退職したい…と思ったときには、その理由に応じて対処方法が変わります。

現場の上司とソリが合わずに、プロジェクトを抜けたい場合は、自社の営業マンに対して退職の意を伝えると良いでしょう。

営業マンでなくても、信頼できる自社のメンバーから伝えるのが、スムーズにプロジェクトを抜けるコツです。

いきなり上司に相談してしまうとうまく話がまとまらない可能性があるためです。

1ヶ月前には退職を伝える

迷惑がかからないように、1ヶ月前には退職の意向を伝えるようにするのがマナーです。

また、転職先、あるいは次の現場を先に決めてしまうのも良いでしょう。企業としても、次の職場が決まっている人間は引き止めにくいためですね。

引き継ぎはしっかりと実施する

自分が担当していた業務を、後任してくれるメンバーに引き継ぎます。

引き継ぎが適当だと、後々迷惑がかかってしまいますので、しっかりと行うことをおすすめします。

作業内容、手順などをドキュメントにまとめておくと良いでしょう。また、自分しか握っていない領域などがあれば、後任に伝えます。退職後に連絡がくることだけは避けたいですね。

引き継ぎをしっかり行わないと、業務に支障が出てしまう可能性があります。そうなってしまうと、穴埋め分を損害賠償として請求…という話にもなりかねませんので、注意が必要です。

SESをプロジェクト途中で退職する場合の注意点

損害賠償の支払い義務はない

SESの契約期間は、あくまでも会社間の取り決めの元、定められています。多くの場合、3ヶ月ごとの契約更新になっているケースが多いですね。

現場を退職するにあたり損害賠償の支払い義務も、もちろんありません。労働基準法によって「賠償の禁止」が定められているためですね。

第十六条 使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。

出典:e-GOV 法令検索

理不尽な引き留めは対応しない

引き留めの可能性を考慮して、期間的に十分に猶予を持った形で退職の意向を伝えるようにしましょう。

プロジェクトを契約期間内に退職しようとする場合、理不尽な引き留めにあう可能性があります。

「途中での退職は認めない。」などと、本来負わなくてもよい責任範囲を守るように指示されてしまう可能性もあります。

引き止めによって、自分のキャリアパスが乱されることだけは避けたいところですね。理不尽な引き留めはきっぱり断りましょう。

有給休暇を消化する

プロジェクト途中で退職する場合には、有給休暇を消化することも忘れないようにしましょう。

有給休暇の取得は、労働者の権利です。残っている日数を全て消化できるように調整しましょう。

有給休暇は転職活動やスキルアップのための学習時間等に充てるのが最適です。

プロジェクトを途中退職するために必要な心がけ

バックレは御法度

プロジェクトを途中退職したときに、ブラックな企業ですと、無理やり引き留められるケースがあるかもしれません。

その際に、バックレ(無断欠勤、無連絡)などの強行手段を取るのはおすすめできません。

法律的にも、倫理的にも色々と引きずったままですと、後々、自分が不利になってしまうような可能性も出てきます。無理のない形で円満退社することを目指しましょう。

退職が決まっても手を抜かない

退職が決まったからといって、あきらかに手を抜いたりするケースも見受けられますが、そのような行動は避けましょう。

引き抜きはしない

同僚や後輩などを、一緒に引き抜きしてやめるなどの迷惑行為も慎みましょう。

プロジェクトに対して、大きなマイナスを与えてしまうインパクトのある行為だからです。

SESのプロジェクトを途中退職した後の道筋

転職活動をする

退職の準備と並行して、転職先を決めましょう。ベストは、退職の意向を伝える前に決めてしまうことです。

プロジェクトを抜ける際に不安になるのは、転職先がスムーズに見つかるかどうかです。

ですが、IT職種は様々な働き方が存在していますし、慢性的な人材不足であるため、次のステップは見つけやすいと言えます。

転職エージェントがサポートしてくれる転職サイトは以下になります。

  • マイナビ IT AGENT|人材紹介・転職サイト:定番のマイナビです。大手なので案件数も多く、登録だけでもしておくと良いでしょう。
  • Geekly(ギークリー)|IT・Web・ゲーム業界特化型の転職エージェントです。首都圏のIT企業に強いコネクションを持ち、IT業界に関する非公開求人・独占求人を多く保有しています。
  • 社内SE転職ナビ|社内SE案件を専門に扱う転職エージェントです。社内SEの求人数は業界トップレベルで、SES(客先常駐)からのキャリアアップを目指すエンジニアに多く利用されています。

※各社のプロモーションを含みます。

転職してあなたの人生を変えられるのは、あなただけです。行動に移しましょう。

なかなか腰が重いのは、痛いほど分かります。しかし、転職に関する作業は苦痛ですが、転職する時だけです。

一方で、転職しなかった場合は、ずっと苦痛になる可能性があります。

その後のエンジニア人生が左右される重要な決定事項です。この記事をお読みになったあなたが、良いエンジニア人生が送れることを願っています。

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この記事を書いた人

WIZARDブログ編集部

WIZARDブログ編集部

1998年に創業してから開発 ・ 運用実績は2,000件以上です。「どこにでもある中小ソフトハウス」ですが、受託・SES案件に従事する中で、数多くのSES会社やエンジニア転職の実例を見てきました。 その中には、良い例も、悪い例もあります。隠すことなくお伝えすることで、あなたのエンジニア生活がより良いものになるようにサポートいたします。

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