「日本発、世界のSONY」。
ゲーム、音楽、映画、カメラ、半導体など幅広い事業を持ち、就職先としてソニーに憧れる人は多いと思います。
一方で検索すると、
「ソニー 就職 やめとけ」
「ソニー 激務」
「自由すぎて合わない」
といった声も出てきます。
結論からいうと、ソニーは待遇や働き方に大きな問題がある会社というより、「自分のキャリアは自分で作る」という文化が強く、受け身の人には合いにくい会社と考えた方が近そうです。
実際、ソニー自身も「自分のキャリアは自分で築く」という考え方を掲げています。
一方、社員口コミを見ると、部署や上司による差、専門性の伸ばし方、仕事の方向性とのミスマッチを理由に転職を考える人もいます。
今回は公式情報だけでなく、転職会議などの社員口コミも合わせて、「ソニーへの就職は本当にやめた方がいいのか」を見ていきます。
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引用:株式会社リクルート-リクナビNEXT
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目次
ソニーについて調べると、「激務だからやめとけ」というより、働き方やキャリア形成のスタイルが合う・合わないという話の方が目立ちます。
主なポイントをまとめると、次のようになります。
| 気になる点 | 実態 |
|---|---|
| 自由度が高い | 自分で仕事やキャリアを考える姿勢が求められる |
| 配属・部署差 | 事業や上司によって仕事内容や忙しさがかなり違う |
| 専門性重視 | 年功序列より、担当領域で成果を出すことが重要 |
| 大企業 | 自由なイメージの一方、部署によっては慎重な意思決定もある |
ソニーの特徴としてまず挙げられるのが、社員自身にキャリア選択を委ねる文化です。
公式採用サイトでも、「自分のキャリアは自分で築く」という考え方を明確に掲げています。
出典:ソニーグループ キャリア形成支援
https://www.sony.com/ja/SonyInfo/Jobs/recruit/system/career.html
これは「会社が放置する」というより、会社から決められたキャリアを歩むのではなく、自分で選んでいく文化に近いでしょう。
その象徴が社内募集制度です。
所属部署に2年以上在籍していれば、上司の許可を得ずに社内求人へ応募でき、制度開始以来8,000人以上が異動しています。
ほかにも、社内FA制度やキャリアプラス制度など、社員が自分でキャリアを動かす仕組みがあります。
制度だけを見ると、むしろキャリアの自由度はかなり高いです。
ただし裏を返せば、「会社が次のキャリアを決めてくれる」タイプの会社ではないということです。
受け身で働きたい人にとっては、この自由さが負担になる可能性があります。
現在のソニーグループ新卒採用は、「採用=配属」を掲げたコース別採用です。
出典:ソニーグループ 新卒採用コース
https://www.sony.com/ja/SonyInfo/Jobs/newgrads/course/
つまり、「ソニーに入ってから会社が一方的に配属を決める」というより、応募時点から仕事内容をある程度選んで入社する仕組みです。
その意味では、昔ながらの日系企業より配属ミスマッチを減らしやすいでしょう。
ただし、入社後にずっと同じ仕事を続けるとは限りません。
組織変更や事業方針の変更もありますし、同じ職種でも部署・上司によって仕事の進め方は変わります。
転職会議では、専門性をさらに高めたいものの、会社の方針変更によって、自分が深めたい分野の仕事を続けにくくなり、転職を考えたという口コミもあります。
出典:転職会議
https://jobtalk.jp/companies/9254/answers?question_codes=leave
「配属ガチャ」というより、入社後も自分の専門性と会社の方向性が一致し続けるとは限らないと考える方が実態に近そうです。
「ソニーは激務」というイメージもありますが、口コミデータを見ると少し違います。
転職会議では、ソニーグループの平均残業時間は月27時間台、有給消化率は65%前後となっています。
出典:転職会議
https://jobtalk.jp/companies/2306/answers?question_codes=leave
極端に残業が多い会社という数字ではありません。
もちろんソニーは巨大企業なので、ゲーム、半導体、製品開発、マーケティングなどで忙しさは大きく変わります。
そのため、
「ソニーは激務だからやめとけ」
と会社全体を一括りにするより、応募する事業・職種の繁忙度を確認する方が現実的です。
ソニーは自由な会社というイメージがあります。
実際にキャリア制度の自由度は高い一方で、当然ながら会社なので、何でも好きにできるわけではありません。
担当事業の方針、予算、上司の考え、組織再編などの影響は受けます。
転職会議にも、将来性や今後のキャリアを考えて転職を検討したという口コミが確認できます。
一方で、仕事量が少なく、ドライな職場だと感じた社員の投稿もあります。
ここはかなり重要です。
同じソニーでも、部署によって体感はかなり違う。
「自由すぎて激務」という一言では説明できない会社です。
もちろん、「やめとけ」という口コミだけで判断する会社でもありません。
特に大きいのが、仕事内容を選びやすいことです。
現在の新卒採用ではコース別採用が基本で、2026年度予定の初任年俸は以下の通りです。
| 学歴 | 初任年俸 |
|---|---|
| 博士了 | 576万円〜 |
| 修士了 | 552万円 |
| 学部卒 | 510万円 |
出典:ソニーグループ 採用情報
https://www.sony.com/ja/SonyInfo/Jobs/sgc-recruit/newgrads/info/
若手の給与水準としてはかなり高めです。
また社内募集制度、FA制度、キャリアプラス制度など、入社後にキャリアを変える仕組みも充実しています。
「一度入社した職種から動けない会社」というわけではありません。
今回口コミを調べていて少し意外だったのが、退職者からも会社そのものを高く評価する声があることです。
転職後に他社へ移って、あらためてソニーの環境の良さを実感したという趣旨の口コミも確認できます。
また、やりたいことが見つかって退職する際、周囲が前向きに送り出してくれたという投稿もあります。
出典:転職会議
https://jobtalk.jp/companies/2306/answers?question_codes=leave
つまり、
「ソニーが嫌だから辞める」
だけではありません。
専門性を深めたい、別の仕事に挑戦したいなど、キャリアを理由に外へ出る人もいます。
このあたりは、ソニーらしいところだと思います。
ここまで見ると、向き不向きは比較的はっきりしています。
ソニーが合いやすいのは、自分の専門性を持ち、自分で次の仕事やキャリアを考えられる人です。
逆に、
という人には、自由度の高さがかえってストレスになるかもしれません。
ただし、「自走できない人は詰む」「凡人には無理」とまで言う必要はありません。
実際には職種や部署による差も大きく、合うかどうかは本人の能力というより、働き方の好みとの相性でしょう。
ソニーへの就職について調べると、「激務だからやめとけ」という単純な話ではありませんでした。
平均残業は20時間台後半で、有給消化率も65%前後。
新卒給与も高く、社内募集やFA制度などキャリア制度もかなり充実しています。
一方で、会社側が「自分のキャリアは自分で築く」と明言している通り、主体性を求められる会社でもあります。
だから、
「ソニーに入れば会社が育ててくれる」
「ブランド企業だから安定したキャリアが自動的に手に入る」
と考えて入ると、ギャップを感じる可能性があります。
逆に、自分の専門性を伸ばしたい人や、社内公募などを使って自分でキャリアを選びたい人にとっては、かなり面白い環境でしょう。
「やめとけ」かどうかではなく、ソニーの自由さをメリットとして使えるか。
ここで判断するのが一番いいと思います。
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株式会社ウィザードのアニジャと申します。SE(システムエンジニア)歴10年。 経歴は、SES客先常駐→.NETエンジニア→Webマーケター。SESエンジニアで磨耗した自身の経験から、SES業界について情報発信しています。 株式会社Synergy Career様が運営するCareer Journalにて、SES関連の記事を監修。 ■保有資格 基本情報技術者、応用情報技術者、情報セキュリティスペシャリスト
