「日本IBMってやばい会社なの?」
「外資だから成果を出せないとすぐクビになる?」
日本IBMについて調べると、「やばい」「リストラ」「激務」といった気になる言葉が出てきます。
ただ、口コミを調べてみると、単純に「ブラックだからやばい」という話ではありません。
プロジェクトによって忙しさに差がある、評価にシビアな面があるといった口コミがある一方で、「柔軟に働ける」「成長できる」「給与水準が高い」と評価する声もあります。
結論からいうと、日本IBMは万人向けの会社ではないものの、「やばい会社」と一括りにするのは無理があります。
この記事では、転職会議やYahoo!しごとカタログ、実際の社員・元社員の口コミなどを参考に、日本IBMが「やばい」と言われる理由を調べました。
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目次
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実際の口コミや過去の報道を調べると、「やばい」と言われる背景には主に次のような理由がありそうです。
それぞれ見ていきましょう。
日本IBMについてよく言われるのが「成果主義」です。
ただし、ネットでよく見る「UP or OUTだから成果を出せなければすぐクビ」とまで単純化するのは避けた方がいいでしょう。
転職会議には年収・評価制度について800件を超える口コミがあり、評価や昇進についてさまざまな意見が投稿されています。
最近の口コミでも、日系企業と比べて給与水準を高く評価する声がある一方、評価や昇進については所属部署や上司などの影響を指摘する声があります。
成果を出してキャリアアップしたい人には合いやすい一方、「毎年ほぼ同じ評価で安定して働きたい」という人には合わない可能性があります。
「日本IBMはリストラがある」というイメージには、過去の出来事も影響しています。
日本IBMでは過去に人員削減や退職勧奨をめぐって労使間で問題となったことがあり、解雇された社員が会社を相手取って裁判を起こしたケースもあります。
2016年には、2012〜2013年に解雇された社員5人について、東京地裁が解雇を無効と判断しました。
判決では、一部に業績不良が認められたものの、解雇するほどではなく、客観的に合理的な理由を欠くと判断されています。
こうした過去のニュースが、「外資だから突然クビになるのでは?」というイメージにつながっている面はありそうです。
ただし、これは過去の個別事案です。
「現在の日本IBMでは普通に働いていても突然解雇される」と考えるのは飛躍があります。
「日本IBM=常に激務」なのかというと、口コミを見る限り、そこまで単純ではありません。
転職会議の投稿データでは、日本IBM全体の平均残業時間は月34.1時間、有給消化率は59.6%です。
システム開発(オープン・Web系)では平均残業時間33.8時間、その他のシステム・ソフトウェア関連職では30時間となっています。
月30時間台なので、「毎月100時間残業が当たり前」という会社ではなさそうです。
ただし、個別の口コミを見るとかなり差があります。
元コンサルタントの口コミでは、残業が多く、休日にもメールのやり取りが発生するなど、ワークライフバランスに不満を感じていたという内容があります。
一方、別の口コミでは、成果を出せていれば勤務時間について細かく言われにくく、柔軟に働けたという趣旨の評価もあります。
このあたりを見ると、会社全体が激務というより、担当する顧客やプロジェクトによる差が大きいと考えた方がよさそうです。
日本IBMの働き方で面白いのが、単純に「忙しい・暇」で評価が分かれていないことです。
金融系の顧客を担当していた社員の口コミでは、顧客先で働くことが多い一方、途中で子どもの迎えに行き、あとから勤務時間を補うなど、比較的柔軟な働き方ができたという内容があります。
つまり、
「仕事量は多いことがある。でも時間の使い方は比較的自由」
というケースもあるようです。
逆に、自分で仕事とプライベートの境界線を作るのが苦手な人は、いつまでも仕事をしてしまう可能性があります。
日本IBMは非上場企業のため、有価証券報告書から社員全体の平均年収を確認することはできません。
そのため、ネット上の「平均年収○○万円」は基本的に口コミベースの数字です。
転職会議では、投稿者の平均年収が782万円、平均年齢33.5歳となっています。
一方、Yahoo!しごとカタログでは、正社員回答者2,541人の平均年収が995万円、平均年齢41.3歳となっています。
参考:Yahoo!しごとカタログ「日本アイ・ビー・エムの年収・給与」
かなり差がありますよね。
回答者の年齢や職種、役職などが違うため、どちらかが間違っているという話ではありません。
日本IBMは職種や役職による給与差が大きく、「平均年収○○万円」だけで判断しにくい会社と考えておいた方がいいでしょう。
「外資=完全実力主義でドライ」というイメージを持つ人もいるでしょう。
ただ、日本IBMは日本で長く事業を展開している巨大組織です。
口コミを見ても、「外資らしい自由度」を評価する声がある一方で、大企業らしい組織の大きさや調整の多さを感じている人もいます。
実際、2026年に日本IBMを退職した元コンサルタントは、在籍時について上下関係がフラットで自由度が高く、働きやすい環境だったという趣旨で振り返っています。
外資・日系のどちらか一言で表すより、部署やプロジェクトによって文化がかなり違う会社と考えた方がよさそうです。
ここまでのデータを整理してみます。
| 項目 | 確認できた内容 |
|---|---|
| 残業時間 | 月34.1時間(転職会議) |
| 有給消化率 | 59.6%(転職会議) |
| 平均年収 | 782万円(転職会議)/995万円(Yahoo!しごとカタログ) |
| 働き方 | 柔軟に働けるという口コミがある一方、プロジェクトによっては長時間労働の声もある |
| 過去の解雇問題 | 解雇を無効とした東京地裁判決あり |
こうして見ると、「日本IBM=ブラック企業でやばい」という結論にはなりません。
むしろ口コミでは給与や柔軟な働き方を評価する声も多くあります。
ただし、プロジェクトによって忙しさが違うことや、成果・評価を意識する必要があることは頭に入れておいた方がいいでしょう。
特に「自分で動ける人」との相性は良さそうです。
プロジェクトによって働き方に差があるため、ワークライフバランスを最優先したい人は、選考時に配属予定部署や案件について確認しておいた方がいいでしょう。
日本IBMが「やばい」と言われる理由を調べました。
確かに、過去には人員削減や解雇をめぐる問題があり、現在の口コミでもプロジェクトによっては忙しいという声があります。
一方で、転職会議では平均残業時間34.1時間、有給消化率59.6%。柔軟な働き方や高い給与水準を評価する口コミもあります。
そのため、「外資だからすぐクビになる」「日本IBMは激務だからやめとけ」と決めつけるのは少し雑だと思います。
大事なのは会社名だけではなく、どの職種・部署・プロジェクトで働くのか。
日本IBMのような巨大企業ほど、配属先によって働き方が変わる可能性があります。
転職するか迷っているなら、まずは外の求人を見てみましょう。
優良IT企業には、一般には公開されていない非公開求人もあります。
今より良い会社がなければ、無理に転職する必要はありません。
「良い会社があれば話を聞いてみる」くらいの気軽さで利用してみてください。
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株式会社ウィザードのアニジャと申します。SE(システムエンジニア)歴10年。 経歴は、SES客先常駐→.NETエンジニア→Webマーケター。SESエンジニアで磨耗した自身の経験から、SES業界について情報発信しています。 株式会社Synergy Career様が運営するCareer Journalにて、SES関連の記事を監修。 ■保有資格 基本情報技術者、応用情報技術者、情報セキュリティスペシャリスト
