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  3. エンジニアの給料が安すぎる?知恵袋で多い悩みと年収を上げる方法

「ITエンジニアとして5年働いているのに、年収350万円しかありません」

「先輩の年収を聞いたら、自分も将来ほとんど給料が上がらないことが分かって絶望しました」

Yahoo!知恵袋では、このようなエンジニアの給料に関する相談が数多く投稿されています。

会社に安く使われているのではないかと、不安になりますよね。

結論から言うと、その心配は案外当たっているかもしれません。

特に、数年間の実務経験があるにもかかわらず、年収がほとんど上がっていない場合は要注意です。

エンジニアの給料が安い原因は、本人のスキル不足だけではありません。多重下請け、低い還元率、曖昧な評価制度など、会社側の構造に原因があるケースもあります。

当記事では、エンジニアの給料が安すぎる原因と、適正年収を確認して給料を上げる方法を解説します。

💡 当記事の信頼性

当メディアは、株式会社ウィザード(一般労働者派遣事業 許可番号:派14-301840)が運営しています。25年以上の歴史と、2,000件を超える受託・SES開発の実績を保有。数多くのIT企業や転職事例を見てきた「プロの視点」から、あなたのキャリアに本当に役立つ情報をお届けします。



🚀 「給料が安い=市場価値が低い」ではありません

今の会社で年収350万円だからといって、転職市場でも年収350万円の人材とは限りません。

むしろ、SESエンジニアは自分の市場価値を低く見積もっているケースが本当に多いです。

客先で開発、インフラ構築、運用保守、障害対応などを経験しているなら、他社では今より高く評価される可能性があります。

しかし、自分の適正年収を自分だけで判断するのは簡単ではありません。

まずはIT業界に詳しい転職エージェントへ相談し、

  • 今の経験ならどのような会社を狙えるのか
  • 適正年収はいくらくらいなのか
  • 年収を上げるために足りない経験は何か

を客観的に確認してみてください。

転職するかどうかは、その後で決めれば問題ありません。

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1. エンジニアの給料が安すぎると知恵袋で悩む人が多い理由

エンジニアは専門職であり、一般的には「経験を積めば給料が上がる仕事」というイメージがあります。

しかし実際には、何年働いても給料がほとんど変わらず、

  • 5年目なのに年収350万円以下
  • 手取りが20万円前後のまま
  • 昇給額が毎年数千円程度
  • 先輩社員の年収も低い

と悩むエンジニアは少なくありません。

なぜ、実務経験を積んでいるにもかかわらず、給料が上がらないのでしょうか。

多重下請け構造で売上を抜かれている

SES業界では、発注元とエンジニアの所属会社の間に、複数の企業が入ることがあります。

例えば、次のような商流です。

エンド企業 → 元請け企業 → 二次請け企業 → 三次請け企業 → 所属会社

間に入る企業が増えるほど、それぞれの会社に利益が差し引かれます。

発注元が高い金額を支払っていたとしても、所属会社へ入る金額が少なければ、エンジニアへ還元できる給与も低くなります。

多重下請けの下層にいるSES企業ほど、給与水準が上がりにくい傾向があります。

案件単価と給与の関係が見えない

SESエンジニアの売上は、基本的に参画している案件の単価によって決まります。

しかし、自分の案件単価を会社から教えてもらっていない人も多いでしょう。

案件単価が分からなければ、

  • 自分が客先からいくらで評価されているのか
  • 会社がどの程度の利益を確保しているのか
  • 現在の給与が適正なのか

を判断できません。

会社側だけが金額を把握し、エンジニア本人には一切説明しない状態では、「安く使われているのではないか」と不安になるのも当然です。

評価制度が曖昧

SES企業では、日常的に自社の上司と仕事をするわけではありません。

常駐先で成果を出しても、自社の評価担当者がその仕事ぶりを十分に把握できていないケースがあります。

その結果、

  • 客先では評価されているのに昇給しない
  • 案件単価が上がっても給与が変わらない
  • 何を達成すれば昇格できるのか分からない

という状況が起こります。

評価基準が明文化されていない会社では、長く働いても給料が上がる保証はありません。

下流工程から抜け出せていない

一般的に、同じITエンジニアでも担当する工程によって評価は変わります。

テストや監視、決められた手順に沿った運用だけを長く続けるよりも、設計、構築、要件整理、顧客折衝などを経験した方が、市場価値は上がりやすくなります。

本人にやる気があっても、会社が下流工程の案件しか持っていなければ、なかなか上流へ進めません。

給与が上がらないのは本人の努力不足ではなく、所属会社がキャリアアップにつながる案件を用意できていないことが原因の場合もあります。

同じ会社に長く勤めても昇給しない

会社によっては、勤続年数が増えても大幅な昇給を期待できません。

毎年数千円ずつ昇給したとしても、年収ベースではほとんど変わらないケースがあります。

一方、転職市場では、現在の会社で積んだ実務経験をまとめて評価してもらえます。

社内では月5,000円しか昇給しなくても、転職によって年収が数十万円単位で変わることは珍しくありません。

自分の市場価値を低く見積もっている

これまで多くのSESエンジニアを見てきましたが、自分の市場価値を過小評価している人は本当に多いです。

毎日客先で開発している。

SQLを書いている。

サーバーやネットワークを運用している。

障害が起きたときに原因を切り分けている。

こうした経験は、転職市場では立派な実務経験として評価されます。

しかし本人は、

「自分なんてSESだから大したことがない」

「転職しても同じくらいの給料だろう」

と思い込んでいるケースがあります。

今の会社から受けている評価と、転職市場における評価は別です。

現在の給与が低いからといって、あなた自身の市場価値まで低いとは限りません。

2. エンジニアの給料が安すぎると感じたときの確認事項

給料が安いと感じたら、感情的に退職する前に、現在の待遇や市場価値を客観的に確認しましょう。

  1. 案件単価と還元率を確認する:
    SESで働いているなら、自分の案件単価を会社へ確認してみてください。案件単価を把握できれば、現在の給与が極端に低いのか判断しやすくなります。ただし、還元率だけで会社の良し悪しを決めるのは危険です。社会保険料、待機時の給与、営業費、教育費、福利厚生なども含めて判断してください。
  2. 評価制度と昇給条件を確認する:
    何を達成すれば給与が上がるのか、上司や人事へ確認しましょう。「頑張り次第」「客先の評価次第」など、曖昧な回答しか得られない場合は注意が必要です。
  3. 自分の経験をスキルシートへ整理する:
    使用した言語やツールだけでなく、担当工程、チーム人数、自分の役割、改善したこと、顧客から評価されたことまで整理します。自分では当たり前だと思っていた業務が、他社では高く評価されることがあります。
  4. 他社の求人と年収を比較する:
    今すぐ転職するつもりがなくても、同じ経験を求める求人を確認してみてください。他社の提示年収を見れば、現在の給与が相場より低いのか判断できます。
  5. 第三者に市場価値を確認してもらう:
    自分の経験を最も客観的に評価してもらえるのが、IT業界に詳しい転職エージェントです。狙える企業、想定年収、足りない経験を確認するだけでも利用する価値があります。

案件単価を教えてくれない会社は要注意

案件単価を社員に伝えないSES企業もあります。

企業間の契約上、詳細を伝えにくいケースがまったくないとは言いません。

しかし、社員がどの程度の金額で評価されているのか、給与がどのような基準で決まるのかについて、何の説明もない会社は注意が必要です。

私の会社では、案件単価や還元率を社員へ伝えています。

本人がいくらで評価され、どのような考え方で給与が決まるのかを、必要以上に隠す理由がないからです。

ただし、還元率が高ければ必ず優良企業というわけではありません。

次の項目も合わせて確認してください。

  • 待機期間中も給与が満額支給されるか
  • 社会保険料の会社負担分が含まれているか
  • 交通費や資格取得費用が支給されるか
  • 営業担当や管理部門のサポートがあるか
  • 研修や教育制度が用意されているか
  • 案件をある程度選べるか

還元率の数字だけでなく、最終的に自分が受け取る給与と働きやすさで判断しましょう。

3. エンジニア歴5年で年収350万円以下なら安すぎる?

「エンジニア歴5年で年収350万円以下なのですが、安すぎますか?」

知恵袋でもよく見かける相談です。

結論として、条件によってはかなり低い可能性があります。

ただし、年数だけで一律に判断することはできません。

年収350万円以下が低い可能性の高いケース

  • 首都圏で勤務している
  • ITエンジニアとして3年以上の実務経験がある
  • 開発やインフラ構築を一人称で進められる
  • Java、C#、PHP、Python、AWSなどの経験がある
  • 詳細設計や基本設計を経験している
  • 後輩指導やリーダー業務を経験している
  • 客先から継続や増員を依頼されたことがある

これらに複数当てはまるにもかかわらず、年収350万円以下なら、一度転職市場での評価を確認した方がいいでしょう。

一概に安すぎるとは言えないケース

  • 未経験で入社して間もない
  • 地方で勤務している
  • 研修期間が長い
  • 待機期間が多い
  • ITと直接関係のない作業が中心
  • テストや定型監視だけを担当している

このような場合は、現時点の年収だけを見るのではなく、今後開発や設計などの経験を積めるか確認することが重要です。

ただし、会社にキャリアアップの道筋がなく、今後も同じ作業を続ける予定なら、早めに環境を変えることをおすすめします。

4. 給料が安い会社にいるからといって、あなたの市場価値が低いわけではない

この記事で一番伝えたいのは、今の給与とあなた自身の価値を同一視しないでほしいということです。

給料が低い会社で長く働いていると、

「自分にはこの程度の価値しかない」

「転職しても年収は変わらない」

と思い込んでしまいます。

しかし、給料が安い原因は、本人の能力ではなく、

  • 会社の商流が深い
  • 営業力が弱い
  • 評価制度が機能していない
  • 会社が利益を還元していない
  • 単価の低い案件しか持っていない

といった会社側の事情かもしれません。

SESエンジニアとして客先で働いた経験がある人は、次のような能力を身につけています。

  • 異なる職場へ適応する力
  • 客先のルールに沿って仕事を進める力
  • チームで開発や運用を行う経験
  • 顧客やプロパー社員とのコミュニケーション能力
  • トラブル発生時の報告・連絡・相談
  • 実際のシステムを扱った経験

本人が当たり前だと思っている経験でも、採用する企業から見れば十分な評価材料です。

特に転職では、新卒採用ほど学歴だけで判断されません。

どのような現場で、何を経験し、どのように仕事を進めてきたかが重要です。

実務経験があるなら、高卒やいわゆるFラン大学出身でも、大手IT子会社、ユーザー系SIer、社内SEなどへ転職できる可能性があります。

最初から「自分には無理」と候補を狭めるのは、非常にもったいないです。

5. 給料が安すぎるエンジニアが年収を上げる方法

上流工程を経験する

テストや運用だけでなく、詳細設計、基本設計、要件整理、顧客折衝などを経験すると、転職市場で評価されやすくなります。

現在の会社で上流工程へ進める可能性があるなら、営業や上司へ希望を伝えましょう。

ただし、何年待っても機会を与えてもらえない場合は、上流工程を経験できる会社へ移った方が早いこともあります。

需要の高い技術を身につける

市場で需要のある技術を扱えるようになると、選べる求人が増えます。

例えば、開発系であればJava、C#、PHP、Python、JavaScriptなど、インフラ系であればAWS、Azure、Linux、ネットワーク、セキュリティなどです。

ただし、流行している技術を手当たり次第に学ぶ必要はありません。

現在の実務経験とつながりがあり、転職時に説明しやすい技術を選びましょう。

昇給交渉をする

案件単価が上がった場合や、担当工程が増えた場合は、会社へ昇給を相談しても問題ありません。

交渉する際は、

  • 客先から受けた評価
  • 担当業務の変化
  • 取得した資格
  • 案件単価の変化
  • 後輩指導やリーダー経験

など、客観的な材料を用意してください。

それでも正当な理由なく給与が上がらない場合は、他社を検討するタイミングです。

商流の浅い会社へ転職する

同じSESでも、一次請けや二次請けを中心とする会社へ移ることで、給与が上がる可能性があります。

商流が浅い会社は、

  • 案件単価が高い
  • 顧客との距離が近い
  • 上流工程を経験しやすい
  • チーム体制で参画しやすい

といったメリットがあります。

SESから自社開発へ行かなければ成功ではない、ということはありません。

現在より給与や働き方が改善するなら、優良SESへの転職も十分に良い選択です。

大手IT子会社やユーザー系SIerを狙う

実務経験があるエンジニアなら、メーカー系IT子会社、金融系IT子会社、ユーザー系SIer、事業会社の社内SEなども候補になります。

こうした会社は、親会社やグループ企業のシステムを長期的に担当することが多く、SESよりも働く場所や業務内容が安定しやすい傾向があります。

転職活動を始めてみると、現在の経験を評価してくれる企業が見つかることもあります。

複数の転職エージェントで求人を比較する

一社のエージェントだけでは、紹介される求人が偏る可能性があります。

エージェントによって、

  • 提携している企業
  • 保有している非公開求人
  • 得意な職種
  • 得意な年齢層
  • 年収交渉の強さ

が異なります。

複数のエージェントから求人を集め、現在の会社と比較してください。

給料を上げるためには、一社の提案をそのまま受け入れるのではなく、複数の選択肢から最も条件の良い会社を選ぶことが重要です。


6. 結論:今の給料を「自分の価値」だと思い込まないでください

今の会社で年収350万円だからといって、あなたの市場価値が350万円とは限りません。

給料が上がらない会社に長くいると、

「自分はこの程度のエンジニアなんだ」

と思い込んでしまいます。

しかし、他社では現在の経験をもっと高く評価してくれる可能性があります。

一番もったいないのは、市場価値が高いのに、自分を安く見積もったまま働き続けることです。

転職するかどうかは、求人を見てから決めれば構いません。

まずは、

  • 今の経験ならどのような会社を狙えるのか
  • 適正年収はいくらなのか
  • 今後どのような経験を積めば給料が上がるのか

を確認してください。

今の会社だけを基準にしている限り、本当の市場価値は分かりません。

外の求人と比較したうえで、現在の会社に残るのか、より高く評価してくれる会社へ移るのかを判断しましょう。

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この記事を書いた人

アニジャ

アニジャ

株式会社ウィザードのアニジャと申します。SE(システムエンジニア)歴10年。 経歴は、SES客先常駐→.NETエンジニア→Webマーケター。SESエンジニアで磨耗した自身の経験から、SES業界について情報発信しています。 株式会社Synergy Career様が運営するCareer Journalにて、SES関連の記事を監修。 ■保有資格 基本情報技術者、応用情報技術者、情報セキュリティスペシャリスト

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