「キッティング作業って、実際きついのかな?」
これからキッティングの仕事を始める人や、SESでキッティング案件を紹介された人なら、気になるところだと思います。
キッティングとは、パソコンやネットワーク機器を業務で使える状態に設定する仕事です。アルバイトの求人でも見かけますが、インフラエンジニアや社内SEが担当することもあります。
ただし、同じキッティングでも仕事内容はかなり違います。大量のPCを手順書どおりに設定する仕事もあれば、ネットワーク機器の設定や端末管理の自動化まで担当する仕事もあるからです。
この記事では、キッティング作業がきついと言われる理由を整理し、実際のインフラ関連案件や業務手順書に見られる仕事内容も紹介します。
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目次
現在キッティングを担当していて、「このまま同じ作業を続けていていいのか」と感じている人もいるでしょう。
PCのセットアップに加えて、Windowsの設定やネットワーク、トラブル対応などの経験があれば、ヘルプデスクやインフラ運用、社内SEなども転職先の候補になります。
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引用:株式会社リクルート-リクナビNEXT
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キッティングの大変さは、担当する機器や作業範囲によって変わります。特に負担になりやすいのは、作業の繰り返し、設定ミスへの注意、機器の運搬や設置などです。
PCのキッティングでは、OSの初期設定やソフトウェアのインストール、動作確認などを何台も繰り返します。
数台程度ならそれほど負担にならなくても、数十台、数百台となれば話は別です。同じ作業を長時間続けながら、設定漏れがないか確認しなければなりません。
手順書があるから簡単そうに見えるかもしれませんが、単調な作業をミスなく続けるのは意外と大変です。特に、同じ作業の繰り返しが苦手な人にはきついと思います。
キッティングでは、決められた設定を正確に反映する必要があります。
例えば、ネットワーク設定やセキュリティソフトの導入、端末の暗号化などを間違えると、利用開始後に不具合が発生する可能性があります。
大量の端末を扱う場合は、作業に慣れてきた頃ほど確認が雑にならないよう注意したいところです。
キッティングと聞くと、デスクに座ってPCを設定する仕事を想像するかもしれません。
しかし、案件によっては開梱や梱包、現地への搬入、設置、古い端末の撤去なども担当します。そうなると、技術的な作業だけでなく体力も必要です。
一方、事務所内での設定作業が中心の仕事もあります。案件を紹介されたら、設定する機器だけでなく、現地作業がどこまで含まれるのかも確認しておくといいでしょう。
キッティングと一口に言っても、扱う機器や必要なスキルはさまざまです。
当社はSES事業やシステム開発を手がけており、日々さまざまなIT案件の情報に接しています。ここでは、実際の案件情報や、エンジニアの業務経歴、端末設定の作業をもとに、キッティングの仕事内容を紹介します。
まずは、一般的なPCキッティングに近い、「自治体向けのPC調達案件の実例」です。
この案件では、業務用パソコン167台について、ソフトウェアのインストール、初期設定、施設への配送・納品までが業務範囲となっていました。
キッティングといっても、PCを設定して終わりとは限りません。このように調達や納品まで含まれる仕事もあります。
167台という規模を考えると、設定内容だけでなく、端末ごとの管理や納品準備も無視できない業務です。
次は、インフラエンジニアが担当するキッティングの例です。
ネットワーク機器の設定業務では、Cisco製のルーターやスイッチ、FortiGateなどに、拠点ごとの設定を投入する作業があります。
実際のエンジニアの業務内容としてはTera Termによる手動設定だけでなく、VBAを使った設定投入の自動化も含まれていました。さらに、通信回線の開通・解約対応や、現地作業の日程調整、リーダー業務なども担当しています。
こうなると、単に手順書を見ながらPCを設定する仕事とは少し違います。ネットワーク機器の知識や設定内容への理解が必要ですし、作業を効率化するための技術も使います。
キッティングという名前だけを見て「単純作業だろう」と判断するのは、早計だと思います。
社内SEや情報システム部門の仕事にも、キッティングはあります。
例えば、Microsoft IntuneやWindows Autopilotを利用した端末管理では、PCを管理システムに登録し、必要なアプリやセキュリティ設定を自動配信します。
具体的な業務手順には、端末の登録、BitLockerによる暗号化、VPNやセキュリティソフトの設定、業務アプリのインストール確認などが含まれます。
もちろん、自動化してもすべての作業がなくなるわけではありません。端末の登録や設定状況の確認、エラー時の個別対応などは必要です。
こうした仕事なら、キッティングを通じて端末管理やセキュリティ運用の知識を身につける機会があります。
これは、担当する仕事内容によると思います。
手順書どおりにPCの初期設定を繰り返すだけでは、何年続けても新しく身につく技術は限られるかもしれません。
もちろん、IT業界に入ったばかりの人が、PCの仕組みやWindowsの基本設定を覚える仕事として経験することには意味があります。ただ、インフラエンジニアを目指しているなら、その先の業務にも進みたいところです。
例えば、ネットワーク機器の設定やトラブル対応、Intuneによる端末管理、自動化スクリプトの作成などに携われれば、次の仕事にもつながる経験になります。
キッティングだから将来性がない、というわけではありません。何を設定しているのか、設定内容をどこまで理解しているのか、担当できる業務が広がっているのか。 このあたりを見た方がいいと思います。
現在キッティングを担当していて、仕事がきついと感じているなら、まずは何が負担になっているのかを整理してみましょう。
単純作業の繰り返しが苦手なのか、機器の運搬や設置が体力的につらいのか、それともエンジニアとしての成長が感じられないのか。理由によって、次に選ぶ仕事も変わります。
SESで働いている場合は、営業担当に案件変更を相談するのも一つの方法です。ただ、会社が扱っている案件によっては、希望する仕事を紹介してもらえないこともあります。
その場合は、他社の求人を見てみるのもいいでしょう。キッティングで身につけた知識や経験によっては、ヘルプデスク、インフラ運用、社内SEなどが候補になります。
ただし、インフラ運用には夜勤や障害対応が発生する案件もあります。今の仕事がきついからという理由だけで転職先を決めず、具体的な業務内容まで確認しておくことをおすすめします。
キッティングの経験をどう評価するかは、企業によって異なります。PC設定だけを担当していたのか、ネットワーク機器の設定や端末管理まで経験しているのかによっても、応募できる求人は変わります。
IT転職エージェントを利用すれば、非公開求人も含めて、現在の経験で狙える仕事を比較できます。すぐに転職するつもりがなくても、選択肢を確認しておくことは無駄にならないと思います。
首都圏のIT企業に強いコネクションを持ち、IT業界に関する非公開求人・独占求人を多く保有しています。スピーディーな転職支援が特徴です。
リクルートによると、希望の転職先に転職が決まった人は平均して4.2社のエージェントに登録しています。
引用:株式会社リクルート-リクナビNEXT
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キッティング作業は、大量のPCを繰り返し設定したり、設定ミスを防ぎながら作業を進めたりする点で、きついと感じる人もいる仕事です。
ただし、同じキッティングでも仕事内容には大きな違いがあります。PCの初期設定が中心の案件もあれば、ネットワーク機器の設定や端末管理の自動化などを担当する案件もあります。
これからキッティングの仕事を始める人は、作業台数や設置作業の有無だけでなく、どのような技術を扱える仕事なのかも確認しておくといいでしょう。
すでにキッティングを担当していて、仕事の負担や将来性に不安があるなら、案件変更や転職を検討するのも一つの方法です。

株式会社ウィザードのアニジャと申します。SE(システムエンジニア)歴10年。 経歴は、SES客先常駐→.NETエンジニア→Webマーケター。SESエンジニアで磨耗した自身の経験から、SES業界について情報発信しています。 株式会社Synergy Career様が運営するCareer Journalにて、SES関連の記事を監修。 ■保有資格 基本情報技術者、応用情報技術者、情報セキュリティスペシャリスト
