通信インフラからDXソリューションまで幅広く手掛けるNECネッツエスアイ(NESIC)。
ネットでは「NECネッツエスアイに入れたら勝ち組」と言われることがありますが、本当にそこまで待遇や働き方が良い会社なのでしょうか。
結論からいうと、NECネッツエスアイは給与・休日・働き方のバランスが良く、「勝ち組」と言われるのも理解できる会社です。
上場廃止前最後の有価証券報告書では平均年間給与745.2万円。公式採用情報では2024年度の全社平均所定時間外労働が月23.6時間、年間休日126日となっています。
ただし、ネットワークや社会インフラを扱う会社だけに、現地作業や休日対応が発生する仕事もあります。
この記事では、NECネッツエスアイが「勝ち組」と言われる理由と、入社前に知っておきたい注意点を、公開データや社員口コミから確認していきます。
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目次
NECネッツエスアイが「勝ち組」と言われる背景には、NECグループという看板だけでなく、給与や休日、働き方などがあります。
NECネッツエスアイは、テレワークやフレックスタイム制度を導入しています。
公式採用情報ではテレワーク制度は全社員が対象。フレックスタイム制度についても、コアタイムなしとされています。
出典:NECネッツエスアイ
https://www.nesic.co.jp/recruit/candidate/environment/company-data/index.html
ただし、NECネッツエスアイの強みは「施工力×SIer」です。実際の募集職種にもインフラエンジニア、施工エンジニア、サービスエンジニアなどがあります。
こうした仕事では現地作業が必要になるため、制度としてテレワークがあっても、Web系企業のように常時フルリモートで働ける会社とは考えない方がいいでしょう。
2024年3月期の有価証券報告書によると、NECネッツエスアイの平均年間給与は745.2万円、平均年齢は44.5歳でした。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 745.2万円 |
| 平均年齢 | 44.5歳 |
| 平均勤続年数 | 17.0年 |
現在はNECの完全子会社となり上場廃止しているため、有価証券報告書から同じ形式で最新の平均年収を確認することはできません。
参考としてOpenMoneyを見ると、投稿者170人の平均年収は652万円。2026年に投稿された給与データに絞った平均は716万円となっています。
出典:OpenMoney
https://openmoney.jp/corporations/632/salaries
誰でも年収800万円を超える会社ではありませんが、700万円台を狙える大手SIerの一つと考えるのが現実的でしょう。
NECネッツエスアイは、企業向けネットワークだけでなく、通信事業者、官公庁・自治体、社会インフラなど幅広い領域を手掛けています。
特徴的なのは、システムを提案・開発するだけでなく、ネットワークや通信設備を実際に構築する施工力まで持っていることです。
会社自身も「施工力×SIer」を強みとして掲げています。
出典:NECネッツエスアイ
https://www.nesic.co.jp/recruit/candidate/about/envisioned/index.html
クラウドやDXだけを扱うSIerとは少し立ち位置が違い、ネットワークから施工、システム、運用まで扱えることがNECネッツエスアイの強みです。
公式採用情報によると、2024年度の年間休日は126日、全社平均の所定時間外労働は月23.6時間です。
転職会議でも、投稿者の平均残業時間は月26.4時間、有給消化率は58%となっています。
出典:NECネッツエスアイ
https://www.nesic.co.jp/recruit/candidate/freshers/recruit/index.html
出典:転職会議
https://jobtalk.jp/companies/216/answers
残業がほとんどない会社ではありませんが、全社平均で見る限り、極端な長時間労働が常態化している会社ではありません。
NECネッツエスアイは、年収だけを見れば大手SIerの中で突出して高い会社ではありません。
魅力はむしろ、700万円台の給与水準に加えて、年間休日126日、全社平均残業23.6時間、テレワーク・フレックス制度が揃っていることです。
「とにかく年収1,000万円を目指したい」という人より、年収をある程度確保しながら、休日や働き方も重視したい人に魅力のある会社でしょう。
ただし、ここで全社平均23.6時間だけを見ると実態を読み違える可能性があります。
転職会議では、営業職の投稿者平均残業時間は27.2時間、経営管理は29.3時間。一方、2024年のセールスエンジニアからは、休日出勤や深夜残業が多い職場だったという口コミもあります。
通信インフラ設計・構築でも、深夜まで働くケースについて言及した口コミがあります。
逆に2026年の営業職からは、繁忙期を除けばカレンダー通り休みやすく、リモートワークも利用しやすいという投稿があります。
つまり、NECネッツエスアイは「会社全体が激務」ではないものの、インフラ構築・施工・大型プロジェクトなど納期や現地作業に左右される仕事では、全社平均より忙しくなる可能性を見込んでおいた方がいいです。
中途採用なら、単に「残業は何時間ですか?」と聞くより、「このポジションで直近1年間に夜間作業・休日出勤が発生した頻度」「繁忙期の残業時間」「障害対応や切り替え作業を誰が担当するか」まで確認した方が実態をつかみやすいでしょう。
NECネッツエスアイは、インフラエンジニアだけでなく施工エンジニアやサービスエンジニアも採用しています。
企業や公共施設のネットワークを止めずに設備を切り替える仕事では、利用者の少ない夜間や休日に作業するケースがあります。
そのため、「夜間・休日対応は絶対にしたくない」という人は、施工・インフラ構築・保守色の強いポジションとは相性が良くありません。
逆に、ネットワークや通信設備まで含めた大規模インフラに携わりたい人にとっては、同社の強みを直接経験できる仕事でもあります。
テレワーク制度は整っていますが、NECネッツエスアイは物理的なネットワークや設備も扱う会社です。
そのため、「基本的に自宅だけで働きたい」という人より、必要に応じて客先や現地へ出ながら、在宅勤務も組み合わせたい人の方が合いやすいでしょう。
NECネッツエスアイは2025年3月に上場廃止となり、NECの完全子会社になりました。
その後、2025年7月にはNESICホールディングスが設立され、NECネッツエスアイとNECネクサソリューションズがその傘下に入りました。
さらに2026年4月には、全国にサービス拠点を持つNECフィールディングもNESICホールディングスへ加わっています。
NECの国内消防防災事業もNECネッツエスアイへ移管されるなど、グループ内の事業集約も進んでいます。
つまり、完全子会社化によってNECネッツエスアイの事業が縮小しているというより、NECグループの国内DX・ネットワーク・社会インフラ事業を担う中核企業の一つとして再編されていると見る方が実態に近いです。
独立した上場企業ではなくなりましたが、現時点では「NECに吸収されて存在感が薄くなっている」という状況ではありません。
NECネッツエスアイは、年収だけでなく、休日・福利厚生・会社の安定性も含めてバランスよく取りたい人には魅力のある会社です。
特に、ネットワーク・クラウド・通信インフラの経験を活かしたい人や、官公庁・通信事業者・大企業などの大規模案件に携わりたい人とは相性が良いでしょう。
また、施工まで自社の強みにしているSIerなので、システムだけでなく実際の通信設備・ネットワークまで経験したいエンジニアにも向いています。
一方、完全フルリモートを希望する人、夜間・休日作業を絶対に避けたい人、Webサービス開発だけに集中したい人なら、他のIT企業の方が希望に合う可能性があります。
NECネッツエスアイを「勝ち組」と呼ぶかどうかは人それぞれですが、そう言われるだけの理由はあります。
上場廃止前の平均年間給与は745.2万円。2024年度の平均残業は月23.6時間、年間休日は126日で、テレワークやフレックスタイム制度もあります。
突出した高年収というより、給与・休日・働き方・NECグループの事業基盤をバランスよく持っているところが強みです。
ただし、施工・インフラ構築などでは夜間や休日の作業が発生する可能性があります。完全子会社化後についても、事業縮小というよりNECグループの国内DX・ネットワーク・社会インフラ事業の中核側へ再編が進んでいます。
そのため、大手の安定性と待遇を確保しながら、ネットワークや社会インフラの大規模案件に携わりたい人にはかなり相性の良い会社です。
逆に働く場所や時間の自由度を最優先するなら、「NECネッツエスアイだから勝ち組」と考えず、仕事内容まで見て判断した方がいいでしょう。
転職先を探すときは、知っている会社や公開求人だけで候補を決めてしまうともったいないです。
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年収アップ、働き方改善、自社開発、上流工程など、希望条件を伝えて比較してみてください。
今すぐ転職する必要はありません。今より良い求人があれば話を聞き、なければ今の会社に残ればOKです。
首都圏のIT企業に強いコネクションを持ち、IT業界に関する非公開求人・独占求人を多く保有しています。スピーディーな転職支援が特徴です。
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株式会社ウィザードのアニジャと申します。SE(システムエンジニア)歴10年。 経歴は、SES客先常駐→.NETエンジニア→Webマーケター。SESエンジニアで磨耗した自身の経験から、SES業界について情報発信しています。 株式会社Synergy Career様が運営するCareer Journalにて、SES関連の記事を監修。 ■保有資格 基本情報技術者、応用情報技術者、情報セキュリティスペシャリスト
