「SCSKは勝ち組って聞くけど本当?」
「ホワイト企業なのに、なぜ『やめとけ』と検索されている?」
SCSKへの就職・転職を考えていると、こうした評判が気になる人もいるでしょう。
結論からいうと、SCSKは「やめとけ」と一括りにするような会社ではありません。
2025年3月期の平均年間給与は787.7万円。さらに平均月間残業時間22時間、有給休暇取得率89.4%、離職率3.6%となっています。
年収だけならさらに上のIT企業もありますが、給与・働きやすさ・安定性のバランスを見ると、「勝ち組」と言われるのも納得できる会社です。
一方で、部署やプロジェクトによる働き方の違いや、大企業ならではの不満を感じる人もいます。
今回は公式データに加えて、OpenMoney、転職会議、ワンキャリア転職なども確認し、SCSKの実態を調査しました。
💡 当記事の信頼性
当メディアは、株式会社ウィザード(一般労働者派遣事業 許可番号:派14-301840)が運営しています。25年以上の歴史と、2,000件を超える受託・SES開発の実績を保有。数多くのIT企業や転職事例を見てきた「プロの視点」から、あなたのキャリアに本当に役立つ情報をお届けします。
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引用:株式会社リクルート-リクナビNEXT
目次
SCSKについて調べると「やめとけ」という検索候補が出てきます。
しかし、公開されている数字を見る限り、少なくとも待遇や働き方が悪くて避けるべき会社とは言いにくいです。
| 平均年間給与 | 787.7万円 |
| 平均月間残業時間 | 22時間 |
| 有給休暇取得率 | 89.4% |
| 離職率 | 3.6% |
| 平均勤続年数 | 17.2年 |
出典:SCSK 統合報告書2025
https://www.scsk.jp/ir/library/report/pdf/scsk/scsk_report2025.pdf
出典:SCSK データ集
https://www.scsk.jp/recruit/saiyo/about/data.html
SCSKは「IT業界で一番年収が高い会社」ではありません。
むしろ、高めの給与水準とワークライフバランスを両立しやすいことが、勝ち組と言われる理由でしょう。
では、なぜSCSKに「やめとけ」という声があるのでしょうか。
会社全体の平均残業時間は22時間ですが、すべての社員が毎月22時間程度という意味ではありません。
OpenMoneyでも、残業時間はプロジェクトによって差があるという趣旨の投稿があります。
出典:OpenMoney
https://openmoney.jp/reports/l3IDX0/overtime
SIerという仕事の性質上、リリース前やトラブル発生時など、一時的に忙しくなる可能性はあります。
「SCSKならどの部署でも毎日定時」というイメージで入社すると、配属先によってはギャップを感じるでしょう。
SCSKは連結従業員数2万人を超える大企業です。
その分、承認や社内調整などに時間がかかる場面もあります。
スピード感のあるスタートアップや、小さな組織で大きな裁量を持って働きたい人には合わない可能性があります。
SIerでは経験を積むにつれて、顧客折衝、プロジェクト管理、ベンダーコントロールなどの仕事が増えることがあります。
ずっと自分でコードを書きたい人や、特定技術だけを深く追求したい人にとっては、希望するキャリアとズレる場合があります。
SCSKの平均年間給与787.7万円は十分高い水準です。
ただ、大手SIerやITコンサル、外資ITまで含めれば、さらに高い年収を狙える会社もあります。
SCSKの強みは「年収だけ」ではなく、給与と働きやすさのバランスにあります。
SCSKの2025年3月期の平均年間給与は787.7万円です。
2024年3月期の764.2万円から上昇しており、キャリア採用ではポジションによって年収1,000万円以上も提示されています。
出典:SCSK キャリア採用
https://www.scsk.jp/recruit/career/requirements/
2025年3月期の平均月間残業時間は22時間です。
OpenMoneyでも回答者の平均残業時間は22時間となっており、公式データと大きく離れていません。
出典:OpenMoney
https://openmoney.jp/corporations/686
SCSKの有給休暇取得率は89.4%です。
会社として残業削減や有給休暇取得を推進しており、単に制度が存在するだけでなく、実際の取得率も高くなっています。
離職率は3.6%、平均勤続年数は17.2年です。
「勝ち組」という表現は少し大げさですが、実際に長く働いている社員が多いことは数字から確認できます。
SCSKは住友商事グループの大手SIerです。
約1万社の顧客基盤を持ち、製造、金融、通信・運輸、流通など幅広い業界と取引しています。
出典:SCSK
https://www.scsk.jp/recruit/saiyo/about/data.html
高めの年収・働きやすさ・大手企業としての安定性。
この3つを同時に求める人にとって、SCSKはかなり条件のいい会社といえるでしょう。
SCSKを「勝ち組」と考えるとき、年収だけで比較するのは少し違います。
NTTデータ、CTC、NSSOLなど、大手SIerにはSCSK以上の給与水準を狙える会社もあります。
一方、SCSKは平均年間給与787.7万円に対して、平均残業22時間、有給休暇取得率89.4%、離職率3.6%です。
つまり、
「IT業界最高クラスの年収を狙う会社」というより、「高めの年収を維持しながらプライベートも確保しやすい会社」
と考えた方がしっくりきます。
年収だけを競うなら上があります。それでもSCSKが「勝ち組」と言われるのは、このバランスの良さが大きいでしょう。
待遇のいい会社でも、当然ながら退職する人はいます。
転職会議の退職理由を見ると、仕事内容、キャリア、評価、組織との相性など、理由はさまざまです。
出典:転職会議
https://jobtalk.jp/companies/3884/answers?question_codes=leave
また、ワンキャリア転職では、
などの転職事例も確認できます。
出典:ワンキャリア転職
https://plus.onecareer.jp/companies/399/career_changes
SCSKで経験を積んだ後、コンサルやデジタル領域へキャリアを広げる人もいるわけです。
そのため「退職者がいる=ブラック」というより、より高い年収や別のキャリアを求めて転職する人もいると考えた方が自然でしょう。
SCSKへの中途転職は簡単ではありません。
ただし、「有名企業出身者しか採用されない」というわけでもありません。
SCSK公式では、前職のSIerでITベンダーへ常駐し、SAPのリモート保守を担当していたエンジニアの中途入社事例が紹介されています。
前職では二次請けの立場でしたが、プライム案件で上流工程を担当したいと考えてSCSKへ転職しています。
出典:SCSK キャリア採用
https://www.scsk.jp/recruit/career/work/interview02.html
ほかにも、
などの中途入社事例があります。
出典:SCSK キャリア入社社員座談会
https://www.scsk.jp/recruit/career/roundtable/
SES・中小SIerでも、設計・開発、インフラ、クラウド、SAP・ERP、PM・PL、顧客折衝などの経験があるなら、最初から諦める必要はありません。
SCSKについて調査すると、「やめとけ」と一括りにするような会社ではありません。
平均年間給与787.7万円、平均残業22時間、有給休暇取得率89.4%、離職率3.6%と、給与と働きやすさのバランスはかなり良好です。
一方で、プロジェクトによる忙しさの違いや、大企業・SIer特有の働き方が合わない人もいます。
年収だけを最優先するならSCSK以上の会社はありますが、「高めの年収・ワークライフバランス・安定性」をまとめて求める人なら、勝ち組と言われるだけの条件が揃った会社だと思います。
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株式会社ウィザードのアニジャと申します。SE(システムエンジニア)歴10年。 経歴は、SES客先常駐→.NETエンジニア→Webマーケター。SESエンジニアで磨耗した自身の経験から、SES業界について情報発信しています。 株式会社Synergy Career様が運営するCareer Journalにて、SES関連の記事を監修。 ■保有資格 基本情報技術者、応用情報技術者、情報セキュリティスペシャリスト
