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  3. TISはブラックでやばい?年収・残業・離職率と社員の評判を調査

TISは大手独立系SIerとして知られていますが、「ブラック企業なのでは?」「仕事がきついのでは?」と気になっている人もいるでしょう。

実際のところ、TISは平均年収800万円を超える一方、プロジェクトによる業務負荷の違いなど、社員口コミでは不満も見られます。

この記事では、公式IRとOpenWork、転職会議などをもとに、TISの労働環境と退職理由を調査しました。

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TISはブラック企業?年収・残業・離職率を調査

まずは、TISの労働環境を数字で見ていきます。

項目数値
平均年収828.9万円(2026年3月期・単体)
平均年齢40歳8か月
平均勤続年数14年5か月
平均残業時間月26.8時間(転職会議)
有給消化率62%(転職会議)
自己都合退職率4.0%(2025年3月期・グループ集計)

出典:
TIS 2026年3月期有価証券報告書、
統合報告書2025・非財務データ、
転職会議

※公式データと口コミの集計値は対象者・集計方法が異なります。

平均年収は828.9万円

2026年3月期の有価証券報告書によると、TISの平均年収は828.9万円です。

2025年3月期の806.7万円から上昇しており、給与水準は改善しています。

ただし、これは賞与や時間外手当を含む全社員の平均です。若手社員が入社直後から同水準の給与を得られるわけではありません。

残業時間は月26.8時間

転職会議に掲載された平均残業時間は月26.8時間です。

月20営業日で換算すると、1日あたり約1時間20分の残業に相当します。

残業が極端に少ない会社とは言えませんが、月40~50時間の残業が全社的に続いているという数字でもありません。

OpenWorkでも月27時間前後の残業時間が掲載されており、口コミサイト間で大きな差は見られません。

出典:OpenWork「TIS」

自己都合退職率は4.0%

TISインテックグループの2025年3月期の自己都合退職率は4.0%です。

2022年3月期から2025年3月期まで、おおむね4%前後で推移しています。

ただし、これはグループ全体の自己都合退職率であり、TIS単体の全理由を含む離職率ではありません。

少なくとも、公開データから大量離職が続いているという状況は読み取れません。

給与、残業、退職率を合わせると、TISを一律にブラック企業と呼ぶ根拠は乏しいという結論です。


TISが「やばい」「辞めたい」と言われる3つの理由

労働環境の数字だけでは、社員が感じる不満のすべては分かりません。

社員口コミで見られる退職検討理由を整理しました。

1. プロジェクトによって業務負荷が異なる

TISは金融、産業、決済など幅広い分野のシステム開発を手掛けています。

大規模なシステム開発では、納期前や障害対応時に業務が集中することがあります。

転職会議の口コミにも、担当案件や役職によって忙しさが異なるという趣旨の投稿が見られます。

特にプロジェクト管理を担う立場では、顧客対応や進捗管理、協力会社との調整など、開発作業以外の負担も増えます。

TISの働き方で不満が生じやすいのは、会社全体の制度よりも担当プロジェクトの業務負荷です。

2. 希望する技術や開発工程に携われない

大手SIerでは、システムの企画・設計・開発・運用など、さまざまな工程を担当します。

TISでも、必ずしも全員がプログラミングや最新技術を使った開発を中心に働くわけではありません。

プロジェクト管理や顧客調整が中心になる場合もあります。

技術を深く追求したいエンジニアにとっては、こうした業務内容が転職を考える理由になります。

一方、PMやITコンサルタントを目指す人にとっては、大規模案件の管理経験が次のキャリアにつながります。

3. 評価や昇進への不満

OpenWorkや転職会議には、給与・評価制度や昇進についての口コミも掲載されています。

大手企業では、個人の成果だけでなく役割や等級、組織内のポジションなどが処遇に関係します。

若いうちから裁量や報酬を大きく増やしたい人にとっては、昇進のスピードが不満になることもあります。

ただし、TISの給与水準そのものは近年上昇しています。

待遇が低い会社というより、現在の役割や評価に納得できない社員が転職を考えるケースがある会社です。


TISの社員口コミから分かる働きやすさ

否定的な意見だけでなく、休暇の取得しやすさを評価する口コミもあります。

2026年に転職会議へ投稿された回答には、若手のうちはワークライフバランスを取りやすく、希望する休暇を取得しやすいという趣旨の意見があります。

一方、役職が上がると業務量が増え、休暇を取りにくくなるという指摘もあります。

出典:転職会議「TISの休暇・ワークライフバランスに関する口コミ」

また、OpenWorkでは法令順守意識に関する評価が比較的高くなっています。

こうした口コミからは、勤務制度が整っていることを評価する社員がいる一方、責任の重い仕事では負担が増える様子がうかがえます。

TISは制度面で働きやすさを確保しつつも、プロジェクトの管理責任まで軽い会社ではありません。


TISを辞めた後の転職先は?

TISでの経験を活かせる転職先は、これまで担当した業務によって変わります。

TISでの経験転職先の候補
大規模システム開発・PM大手SIer、ITコンサルティング会社
クラウド・インフラ設計クラウド関連企業、事業会社のインフラ部門
業務システム開発事業会社の社内SE、情報システム部門
アプリケーション開発自社開発企業、SaaS企業

例えば、大規模プロジェクトの管理経験がある人なら、別の大手SIerやITコンサルティング会社でも経験を活かせます。

一方、顧客調整よりも開発そのものに集中したい人なら、自社サービスを持つ企業も候補になります。

ただし、TISは平均年収が800万円を超える企業です。

転職によって残業が減っても、給与や福利厚生が下がる場合があります。

残業削減が目的なら社内SEや自社開発企業、年収アップが目的ならPM・ITコンサルなど、目的によって候補となる職種は変わります。


まとめ:TISはブラック企業というより、担当業務による負担が課題

TISは、公式データや社員口コミの平均値を見る限り、長時間労働や大量離職が常態化している会社ではありません。

一方、大規模プロジェクトの管理や顧客対応、希望する技術との不一致などが、社員の不満につながっています。

そのため、TISでの仕事に不満がある場合、給与や会社の知名度だけで転職を決めるのではなく、次の会社で担当する業務を重視したいところです。

開発に集中したい人には自社開発企業、上流工程を続けたい人にはITコンサルティング会社など、経験を活かせる選択肢があります。


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引用:株式会社リクルート-リクナビNEXT

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この記事を書いた人

アニジャ

アニジャ

株式会社ウィザードのアニジャと申します。SE(システムエンジニア)歴10年。 経歴は、SES客先常駐→.NETエンジニア→Webマーケター。SESエンジニアで磨耗した自身の経験から、SES業界について情報発信しています。 株式会社Synergy Career様が運営するCareer Journalにて、SES関連の記事を監修。 ■保有資格 基本情報技術者、応用情報技術者、情報セキュリティスペシャリスト

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